2006年6月30日 (金)
2006年6月29日 (木)
雨天中止
今日は、夜の7:30から「ストラットフォード」とのアウェイゲームが予定されていましたが、夕方から降り続いた雨のため中止になってしまいました。以前お話したように、今日は契約書にサインする日だったのでとても残念です。
しかし、7:00ぐらいには雨がやみ良い天気になったので、夜になってから近くの公園でルームメイトとトレーニングをすることになりました。ここカナダは、東京よりもずっと北に位置する国なので日がとても長く、今の時期だと朝5:00ぐらいに明るくなり、夜の10:00ぐらいに暗くなります。なので、8:00ぐらいからでも充分外に出てトレーニングすることができるんです。しかし、日本の感覚でいると、まだ明るいから大丈夫だろうと思ってつい夜ふかししてしまうので、気をつけなければなりません。
ということで、今日を含めて4連休になってしまいました。次回の登板は決まっていませんが、気を引き締めてトレーニングしておかないといけませんね!
ー今日の写真は、夜9時のキッチナーー
2006年6月28日 (水)
みんなで買出し
今日は、ルームメイトのヒーグスが『ウォールマート』につれて行ってくれたので、初めて大きな買い物をすることができました。ウォールマートというのは、アメリカ最大手のスーパーマーケットで、食料品から雑貨・衣類までなんでもそろえることができます。日本で言う「ダイクマ」のようなお店ですかね?店内はとても広く、慣れていないと目的のものを探すのがとても大変です。ぼくは、節約のため自炊しているので、食料品を中心に缶詰やパスタ、パンにインスタントラーメンなどを購入しました。ぼくも初めてアメリカへ行ったときに知ったのですが、カップヌードルやインスタントラーメンも30円ぐらいで一般的に売られており、こちらに来るといつもこれに頼ってしまいます。しかし、アメリカ人2人は、相変わらずアイスやジュース、お菓子など甘いものばかり買っているので、「たまには体に良いものを食べなさい!」と言いたくなってしまいますが、彼らにとってはぼくたち同様普通の食生活なんでしょうね。
ということで、しばらくは食事に困ることはないでしょう。最近は、1日1食ぐらいしか食べていないので、これでは元気がでませんからね!
2006年6月27日 (火)
GMから呼び出し
今日は、車で30分のところにある「グエルフ」という街でアウェイゲームがありました。試合はというと、相手チームのピッチャーがとても良く、パンサーズの打線はすっかり抑えられてしまいました。ところが、あとでチームメイトが教えてくれたのですが、相手チームの先発投手はなんとアテネオリンピックの『ギリシャ代表』だというのです。さすがのピッチングだなと思いしっかり勉強させてもらいました。海外に来ているからこそできる貴重な経験ですね。しかし、そこまで大きな力の差は感じませんでしたので、彼と投げあってみたいなと心の中で思いながら今日もジャージでベンチを暖める下積み生活です。
しかし、帰りにGMの『スキャッグス』からお呼びがかかり、今日もピッチャー陣が崩れていたのでもしかしてと期待しながら行ってみると、やはり「6月29日の次の試合で、君と契約する!そして次の日にユニフォームを渡そう。」と言うのです。ヨッシャー!!これで手続上、正式にキッチナー・パンサーズのメンバーに登録され試合に出場することができます。でも、このことは内緒だぞと言われているのでこの喜びをチームメイトに伝えることはできません。なぜなら、ぼくが登録されるということは、外国人枠の3人のうち誰かが解雇されるという厳しい現実があるからです。仲の良いチームメイトなので少し同情してしまいますが、誰かがチャンスをつかめば誰かがチャンスを失うわけで、長いシーズンを通して常に行われることだからその人の分まで活躍してこそスポーツマンシップというものでしょう!帰りの車の中では、ひとりヨッシャーと叫ぶのでした。
2006年6月26日 (月)
コネストーガ・モール
今日は、試合のない月曜日なので近くの『コネストーガ・モール』に行ってみることにしました。ローカルバスに乗るのは、システムや料金がどこも違うため以外に難しいのですが、運転手さんに聞きながら何とか到着。キッチナーという街は、トロントやカルガリーとは違ってはるかに小さな田舎町なんですが、以外に良い店が入っており帰国するときにはいろいろ買い物してみたいなという感じでした。アメリカやカナダには、どんな小さな街にも必ず『モール』と呼ばれるショッピングセンターがあり、生活に必要なものはたいていそろえることができます。なので、若い子もお年よりもみんなそこで買い物や食事を楽しんでいます。ぼくも買い物は大好きなので、洋服や靴、雑貨を見たりして楽しみましたが、今日は何も買いませんでした。
あと、今日アメリカ・ミネソタ州の実家に帰省していたルームメイトの『ヒーグス』が帰ってきました。これから、助っ人外国人3人の共同生活が始まりますが、どうなることでしょう。
2006年6月25日 (日)
大記録達成
今日は、2度目のトライアウトということでIBLのマイナーリーグチーム『デビルレイズ』の試合に先発投手として出場しました。実践のマウンドに立つのはなんと6年ぶり。試合前はどうなるかなと少し不安でしたが、マウンドに上がってみるとやはり体が覚えていました。ぼくは、ブルペンピッチングでただキャッチャーに投げるよりもバッター相手に投げた方が断然テンションが上がり、良い球が行くんです。だから、ちょっとした期待と自信があったのも事実です。終わってみれば、9回を投げて6安打、3失点、2フォアボール、19奪三振という満足の行く結果で、晴れてパンサーズの一員として認められました。もちろん、19奪三振はリーグの新記録です!試合後、チームメイトや相手チームから祝福の言葉をもらい、またパンサーズに合流してからもみんな祝福の言葉をかけてくれ、ひさびさ野球の楽しさやチームメイトへの感謝の気持ちを実感しました。また、練習パートナーから常に言われていた「試合で投げる大切さ」とはこのことなんだなと肌で感じました。ただ、今日の試合で唯一後悔したのは、ウィニングボールを他の練習球と混ぜてしまったことです。こちらでは、バリー・ボンズのホームランボールに数億円の価値がつくほど、記録をつくったボールを大切にします。ぼくも、最後の打者を打ち取ったあと1塁手からボールを受け取り「ポケットにしまっておけ!」というようなことを言われたのですが、はっきりと聞き取れなかったので、そのまま練習球に混ぜてしまいました。そして帰り際に「ボール持っているか?」と聞かれて、さっきの言葉はそれだったのかとようやく気づきましが、もう手遅れです‥
これでトライアウトは終了し晴れてパンサーズの一員になったわけですが、外国人枠の関係でまだ正式な契約をすることはできません。しかし、チームメイトと一緒に練習し、ベンチに入ってコミュニケーションをとるだけでも良い勉強になるでしょう。
ナイトゲームの後は、いつもどおりチームメイトやスタッフみんなで乾杯です。あんまりお酒は好きではありませんが、仲を深めるにはこれしかありませんね!
2006年6月24日 (土)
2006年6月23日 (金)
危険運転
今日は、アウェーゲームのため、車で1時間ぐらいのところにある「ハミルトン」という街に行ってきました。ぼくが所属するパンサーズは、150人から200人ぐらいの観客が入るセミプロにしては人気のあるチームなのですが、やはり財政的には厳しいので、遠征のためのチームバスはありません。したがって、遠征の場合にはみんなで車を出し合って現地に向かいます。また、今回はじめての遠征で気づいたのですが、セミプロの場合、週に3~4試合組まれておりその他の日はみんな仕事をしているため、アウェーゲームとなるとベストメンバーが集まりません。そのため、寄せ集めチームみたいなことになっています。これって、どう解釈すべきなのでしょうか?
今回ぼくを乗せてくれたのは、チーム一体のデカい『ベルジー』という男。彼は、とにかくよく食うヤツで、途中マックに寄ったら、バリューセットとハンバーガーを5個も買って運転し始めました。そのため、食事に夢中になると前が見えなくなり、フラフラ蛇行しながら運転するんです!まあこちらのハイウェイは日本ほど混み合っていませんから大事故になることはないと思いますが、できれば乗りたくないですね‥
ということで、試合は今日も負けてしまいましたが、ホームゲームとは違ったおもしろさがある1日でした。
ー写真は、左がベルジー、右がGMのスキャッグスー
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2006年6月22日 (木)
パンサーズに合流
昨日、球団社長の『ラジー』と連絡がとれ、今日ぼくが泊まっているモーテルに約束どおり迎えに来てくれました。夜は、「キッチナー対ブランフォード」のナイトゲームがあるので、その前の練習でブルペンピッチングのトライアウトをするということです。しかし、実は先日のカルガリーのトライアウトで右の大胸筋を痛めており、まともに投げられる状態ではなかったのですが、せっかくつかんだチャンスなので我慢してやってみることにしました。やはり、痛みのために力強いピッチングはできなかったものの、逆に無駄な力がぬけコントロールよくストレートや変化球が決まったので悪くないできだったと思います。今回のトライアウトは、ぼくとカナダ人のピッチャーが1人受けたのですが、明らかにスピード・変化球ともにぼくの方が勝っていたにもかかわらず、彼はすぐに契約し、ぼくは保留というかたちになってしまいした。しかし、納得がいかなかったので、あとでレジーに聞いたところ、IBLには外国人枠が3人までという規定があり、すでにチームには2人のアメリカ人と1人のベネズエラ人が登録されており、そのためすぐに契約することはできないということでした。まあ、助っ人外国人にとってシーズン途中でのトライアウトにはよくある話なのですが、やはりこの壁をこえるには今いる外国人を解雇してでもぼくを入れたいと思わせるようなピッチングをしなければならず、今回はそれができなかったのだと素直に反省しなければなりません。しかし、まだ保留なので、あきらめるのは早い!ぼくにもチームのアパートを与えてくれ、一緒に練習させてくれるというので、「これからお前の実力を見せてみろ!」という違う形でのメッセージなんでしょう。
ー今日の写真は、球団社長のラジーー
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キッチナーに到着
なんとか2日かけて、西海岸のアルバータ州カルガリーから東海岸オンタリオ州キッチェナーまでの長旅を終えました。まだ、自由に英語が使いこなせないぼくにとって、この移動は非常に難しいものでした。まずはじめに、カルガリーからトロントまで運賃の安いバスで移動しようと思っていましたが、ハイウェイで32時間かかると言われてさすがに断念、当日券で飛行機に乗れるのかよ!と思いながら、近くのモールで航空券を手配します。しかし、予想以上にあっさり買えてしまったので息ようようと空港へ向かいますが、6時間待ちに気づいてテンションがた落ちです‥。
ぶじカルガリーに着いたのは、夜の12:30。さすがに、バスや電車は終わっているので、タクシー移動になりますが、あやしいヤツらがしきりに声をかけてきます。それらを無視して、安全な車に乗り、近くて安いモーテルにつれて行ってくれと頼んだら、「Holiday Inn」があるというのでお願いします。このホテルは、そこまで高くない一般的な宿屋ですが、着いた先は「 Holiday Inn selected」という最高級レベルのホテルだったのです。こちらのホテルは、motelやinn、suitesやselectedなどのように、同じチェーン店でもランクが分かれており、あたまの名前だけで決めてしまうととんでもないところへつれて行かれてしまうんです!そのため、至急他のホテルを探すため道でタクシーをひろったら、さっき断ったあやしげなヤツでした‥。結局最後まであやしくて、ちょっと割高でしたが、安いモーテルを知っていたので結果的には合格でしょう。
翌朝、いろんな人に聞きながら、トロントからキッチェナーの行き方を調べます。みんなにそんな遠い街は知らないと言われてしまいますが、ローカルバスで乗り合わせた盲目の老人が、いっしょに電車を案内してくれ、その後のバスの乗り方や時間まで詳しく教えてくれたのでかなり助かりました。あの人がいなかったら、ぼくはまだトロントだったと思います。そして、教えてもらったバスは「グレイ・ハウンドバス」という有名な高速バスです。キップを買って待っていると、なにやらあやしげなイスラム風のおじさんがしきりに話しかけてきます。しかも、英語はほとんど通じず、ロシア語連発です。それでも、お互い変な英語で話しをしているうちに仲良くなり、隣同士の席でバスの旅をすることになりました。彼は、ロシアのグルジア出身でアレンさんといいます。今は、トロントに住んでいて、平日はキッチェナーに行くそうです。何しに着てるのかは最後までわかりませんでしたが、彼のバッグの中はマンゴーでいっぱいで、たぶん洋服などはいっさいないと思います。でも、最後は電話番号を教えてくれ、今度うちに遊びにおいでと言ってくれたので、やっぱりやさしいおじさんでした。
ということで、たくさん迷いたくさん苦労しましたが、いろいろ勉強をしていろんな人と出会えたのですばらしい旅でした。ただ、日本で慣れた暮しをしていては絶対に経験できないことですからね!また一歩成長できたかな!?
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2006年6月20日 (火)
今日はお休み
カルガリーに来て3日間、夢中になって野球をしていたら、1日1食で3回マックに行っていた‥さすがに元気がでないので、今日はおいしいお店やスーパーを探しにダウンタウンへ買い物に行ってみました。まずは、日本人留学生のための案内所へ行き、カルガリーの街について聞いてみるが、やはり比較的小さな街なので何もないとのこと。ということで、タダ乗りできる電車で、ひと駅づつ降りて散策することにしました。すると、ぼくが使っているバンフ駅のとなりに大きなモールがあったので、恒例となっているローカルマップの購入と食料品を調達しました。そして、ぼくが唯一こちらの方がおいしいと思える食べ物の「ピザ」を食べて、ひさびさおなかいっぱいに帰宅。
ところで、たった今作戦会議を終え、明日トライアウトを受ける予定の『Kiitchener』に向かうことになりました。航空券がとれるかどうかわかりませんが、到着しだい報告します。
ー今日の写真は、くちびるが切れていて痛いのにピザを食べているところー
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2006年6月19日 (月)
トライアウトの結果は!?
昨日まで3日間チームに同行させてもらいましたが、最終的には契約することができませんでした。ピッチングコーチのウェスから良い評価とこれからの課題を与えられていただけにとても残念ですが、飛び込みのトライアウトながらバイパーズの選手と練習し、コミュニケーションをとれたことは、今後につながる貴重な経験だったと思います。
ところで、技術的には他の選手に負けていない評価を受け、ウェスからは『練習生』としての参加を認められながら、球団社長のピーターとの契約にいたらなかったのはなぜかという裏話をお話します。やはり契約というのは難しいもので、ピッチングの良し悪しだけでできるものではありません。以前から書いているとおり、アメリカのチームとの契約では『就労ビザ』の問題でなかなか契約することができませんでした。しかし、それにくらべるとカナダのチームは、はるかにビザの取得が簡単で、ピーターもその点については認めていました。では、今回の原因はというと、それは『信用』問題です。バイパーズが所属する『ノーザンリーグ』には、「Year of Service」という規定があり、各選手のプロ経験年数によってルーキーからベテランまで7つの格付けをすることが義務付けられています。実は、今回のチームには2人の日本人プレーヤーが所属しており、その中の1人がその規定に違反し、うその格付けを報告していたのです。だから、もしぼくがすぐにチームと契約したいのなら、書面で自分が『ルーキー』であることを証明しなければ信用しないと言い出したのです。これが、選手の故意かエージェントのミスかはわかりませんが、彼は、日本人に対して完全に不信感をもっています!たしかに、この規定によって、契約できる選手の数や給料の額に差が出るため、正しく深刻しなければなりませんが、今すぐぼくの球歴を書面で証明するとなると、高校・大学の活動歴を取り寄せ、去年サムライ・ベアーズが所属した『ゴールデンリーグ』に成績の証明を発行してもらわなければなりません。したがって、すぐにはそれをするのは不可能ですから、今回の契約はできないというわけです。
もちろん、ぼくのピッチングには克服しなければならない課題がありますが、アメリカ・カナダを通じて、いくらトライアウトで良いピッチングをしても、それ以外のことで契約を拒否されてしまうのでは、正直今後の期待が持てなくなってしまいます‥でも、ぼくにはメジャーリーグという大きな目標がありますから、何とかがんばって行こうと仕切りなおしているところです。期待していてください!
ー今日の写真は、滞在中のモーテルー
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2006年6月17日 (土)
トライアウトは延期
昨日から降り続いた雨のためグランドコンディションが悪く、ブルペンでピッチングができなかったので、明日の10:30AMにトライアウトすることになりました。今回は、カナダのチームのためビザの取得は問題ないと言っていましたが、それ以外のところで問題が発生しています。すべては、明日のピッチングとプレジデントとの交渉次第ですね。
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2006年6月16日 (金)
ぶじカルガリーに到着
初めてのカナダでしたが、なんとかモーテルにチェックインしました。ちょっと高めの95ドル+TAXですが、スタジアムに1番近いところを案内してもらいました。
空のたびは8時間30分と快適で、となりに座ったおばあちゃんは、大正生まれの80代らしいのですが、余裕の一人旅でドリンクサービスは全部コーラ、ながれていた「キングコング」を見ながら正座してました。話を聞いているとなんだかこっちも元気が出てきますが、耳は遠いのでこちらの話は通じません。
今回は、前日に出発が決まったため、レンタカーやホテルの予約がとれず、カルガリーに着いてからが大変でした。まずは初めてのバス。タクシーで一気にスタジアムまで行くほうが楽なのですが、貧乏学生と社会勉強をかねて、今回はバスで行くことにしました。どこに連れて行かれるのか検討もたちませんでしたが、いちかばちか終点まで行くと、電車の駅に到着しました。その後、電車は途中駅で乗換えがありましたが、乗客に聞きながらしばらく乗っていると、目的のスタジアムが見えてきたので下車。初めての電車ということで、券売機のようなものはありましたが、改札がなかったので、バスも電車もただで乗ってきちゃいました。
そして、今日の最大の目的はトライアウトの約束を取ることです。今日は、『Calgary Vipers』が休日で、試合がないことはわかっていましたが、監督だけがいてピッチングを見てもらえるのではないかと勝手に想像して乗り込みますが、誰もいません。しかも、前日からの雨でグラウンドのシートがひかれちゃってます。ということで、インがパクトをあたえるため、大きなスーツケースと野球バッグを重そうに抱え、クラブハウスに乗り込んでひたすらノックです。そしたら、中からぼくよりも大きな球団職員が出てきて自己紹介、『日本からやってきたYoh Ochiaiです。ぼくはピッチャーなのでトライアウトしてくれ!』と片言の英語で話したら、なんとクラブハウスに入れてくれました。クラブハウスの中では、もう一人の青年が、ロッカールームやキッチンを案内してくれ、おなかがすいてると言ったらサンドイッチやジュースを自由に食べていいよと言ってくれてごちそうになりました。その間、その人は監督に連絡をとってくれ、明日の午後にトライアウトできそうだと約束してくれました。しかも、この人本当にいい人で、その後モーテルを探してくれ、そのまま送ってくれました。こういうところが日本人にはないやさしさですね。
ということで、今日はパーフェクトです。明日はもっと良い仕事ができるようがんばりますので、日本から応援してください!!でもやっぱり疲れた‥
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2006年6月14日 (水)
急きょカナダへ出発
突然ですが、明日カナダへ出発することになりました。これは、カナダにある独立リーグとセミプロリーグのトライアウトに行くもので、合格すれば、今年のシーズンに途中参加できます。
今回のチームは、『Northern League』というアメリカ独立リーグに所属しながらカナダにホームタウンをもつ『Calgary Vipers』と『Edmonton Cracker-Cats』、そしてカナダのセミプロリーグ『Intercounty Baseball League(IBL)』に所属する『Kiitchener Panters』です。しかし、Panters以外の2チームはトライアウトの約束がとれていないため、勝手に乗り込んで「ぼくのピッチングを見てください!」と頼むしかありません。したがって、断わられればそれまでという厳しい状況に変わりはありません。
途中からでも大丈夫なの?と思うかもしれませんが、このようなトライアウトの方法は良くあることで、ピッチャーにとっては特に有効的な手段と言えます。なぜなら、シーズンが始まって1ヶ月が経とうとするこの時期、当然のことながら調子よく勝ち進むチームがあれば、まったく勝てないチームもあります。ですから、ぼくたちフリーの選手は負け越しているチームや防御率の悪いチームをねらって、「良いピッチャーいますよ!」というような内容のメールを送り、運よくピッチャーを探していれば、トライアウトや契約をしてもらえるというわけです。
ということで、今回は前日に出発が決まるという過去にない最速ペースで事が進行しているため、出発の準備をする時間がありません。なので、さらに詳しい話はカナダに到着してからということにして、とりあえず「コナミの皆さん急な話でゴメンなさい!そしてここまでサポートしてくれたみなさんありがとうございました。大逆転目指してがんばってきますので、応援よろしくお願いします!!」
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2006年6月 6日 (火)
カナダからのメール
キャッシュからの返信があって2週間。アレクサンドリアのGM『クレイグ・ブラスフィールド』と連絡をとってみると約束したものの、あれから連絡はありません。ということで、どうやらキャッシュのコネクションはなくなったようです。したがって、次の作戦を考えなくてはなりません。
そこで、つぎの標的はカナダ!この国は、治安・国民性ともにアメリカより穏やかで、ビザの取得も非常に簡単です。野球の環境や観客数も、ぼくが今まで経験・挑戦してきたリーグの中では、ダントツに良いです。なぜ、もっと早くこの国に気づかなかったのかと反省しなければなりません。そもそも、この作戦は、ぼくのアドバイザーが教えてくれたもので、彼はすでに『Cnadian Baseball League』という独立リーグやアメリカのサマーリーグ(セミプロ)というアマチュアリーグでプレーした経験があり、カナダにも独立リーグやサマーリーグが充実しているとのこと。また、アマチュアといっても、そのレベルはマイナーリーグや独立リーグに匹敵し、給料やハウジング(住居や車、食事代などの手当て)などの待遇もあるらしいのです。
そこで、ぼくがまずはじめに狙ったのは、『Western Major Baseball League』というリーグの『Red Deer Generals』。ここは、チームのウェブサイトで、新たにピッチャーを2人募集するという記事を掲載していたので、至急チームのヘッドコーチ宛にメールを送りました。ぼくらの予想では、そう簡単にメールはかえってこないだろうと考えていたが、ぼくはいつも「あなたの下で野球がしたい!」というような熱いメッセージを送るので、今回も1時間程度で返信がありました。その内容は、つい先日、新しく2人のピッチャーと契約してしまったのでなんともいえないが、チームのプレジデントに相談してみて、彼がオッケーすればすぐに君と契約するよという内容でした。ちょっと遅かったぁ‥という感じですが、このチームはシーズンが始まってまだ負け越しているし、ピッチャーは入れ替わりが激しいポジションなのでまだ期待できるでしょう!
ということで、当初の渡米予定からすでに1ヶ月がたちました。そろそろ契約しないと、今年は手遅れになってしまうので、これからますます頑張らなければなりません。
ー今日の写真は、サムライ・ベアーズのメディアガイドー
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