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2006年7月25日 (火)

悔しさ爆発

Cimg8225_512 今日は、雨で中止になった「ハミルトン」とホームで対戦しました。試合は、先発の『ジョー』が序盤から毎回得点を許し、次の『アダム』も1回で3失点と締まらず、6回を終えて13対7と大量リードを許します。そろそろ、このブログを読んでいる方には、こうなるとぼくの出番だということが分かってきたでしょうか!そうです。こういう展開になると監督の『ジャック』がブルペンに歩いてきて「ヨウ、次行くぞ!」と言いにくるんです。そして、ぼくは7回からマウンドに立ちました。大量リードとはいえまだどうなるか分かりませんので、ここはきっちりと無失点で抑える必要があります。12日ぶりの登板ということで肩の調子も試合感も決して良くはなかったのですが、いざバッター相手に投げてみるとスライダーがとても良く切れます。そして、3アウトを全部スライダーで空振りの三振に抑えたので最高の出来だったと思います。しかし、今日唯一の左バッターにインサイドのシンカーをライト前に運ばれたのは反省しなければなりません。ぼくのような右サイドスローのピッチャーは、右バッターにボールの出所が見づらいという利点がある一方で左バッターにはボールの軌道がとても見やすくなってしまうという欠点があります。なので、左バッターをいかに抑えるかがサイドスロー・ピッチャーの課題になっているんです。しかし、次のイニングでは一番やってはいけないフォアボールからの自滅をしてしまいます。結果的には、スタッフやチームメイトの評価は悪くなかったんです。ヒットを打たれた分けではないし、失点1はエラーで出たランナーだったので自責点は0だし。でも、自分ではぜんぜん納得できなかったんです。自滅は、2つのフォアボールを出して満塁から押し出ししてしまったことなのですが、今日のアンパイアーは極端にストライクゾーンが狭くスタンドからブーイングが出るほどでした。みんなはそれが原因だと思っていたからぼくのピッチングを褒めてくれたんです。しかし、ぼくはそれについてまったく気にしていませんでした。日本でもこのような審判にはたくさん当たってきましたし、そのことで腹を立てて自滅するのはもっとも良くないことだとすでに学んでいます。それではなく、原因はキャッチャーの配給にあります。今日も、「ストレートはいらないからシンカーをたくさん投げろ!」と言われました。おそらく彼らは、ぼくのような大きな変化球を見たことがないため、それだけで勝負できると勘違いしているのでしょう。でも、変化球ばかり投げていると、たまに投げるストレートが上手く指にかからなくなってしまうんです。だから、今日はそれが原因でストライクが入りませんでした。もちろん、この違和感をなくす練習をしなければならないということもひとつの課題ですが、このままでは少し不安だったので試合後監督に「ストレートを投げないのはあなたの指示ですか?」と聞いてみました。すると、監督は「違う。」ときっぱり答え、「もし君がそのことで悩んでいるなら、君が一番投げたい球を投げなさい!投げたくなかったら首を振ればいい!」と言ってくれたのです。そして、「今日は良いピッチングだった。木曜日にはもう少し長く投げてもらうぞ!」と褒めてさえくれました。彼は、選手の心のつかみ方をとても良く知っています。彼のウィンクに何度助けられたことかと安心し、今まであった悩みも解消された気がします。

そして、今日はもうひとつ野球人生の中で初めての体験をしました。それは、『八当り』です。8回途中でマウンドを降りたとき、本当に心の底から悔しくて、気づいたときにはグローブを投げつけ置いてあったグローブやペットボトルをまき散らしていたんです。おかげで、チームメイトから『クレイジー・ヨウ』と呼ばれるようになってしまいました。でも、ふと冷静に考えてみると「今まで野球をやっていて悔しいなんて思ったこと一度もなかったなぁ‥」と思ったんです。ぼくは、小・中・高と野球をやってきて、引退試合で泣いたことすらありませんでした。だから、試合後は「俺、本気で野球をやってるんだなぁ」と実感できたような気がして、なんだかすがすがしい思いでいっぱいになりました。また、木曜日のチャンスでは全力プレーで頑張りたいと思います。

ー写真は、今日先発したジョーとぼくー

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