第1弾
ぼくとヨシは、これまでお世話になった日本球界と海外での経験を生かして新しい形の野球教室を提案し、以前から準備を進めてきました。そして、今日ついにその第一弾が実現することとなりました。その名も『BMI Baseball Clinic』。これは、ぼくたちが運営する『Baseball Management International』のボランティア活動として企画されたもので、技術力の乏しいチームや練習のノウハウが完成していないチームを回って、ぼくたちがプロの世界で学んだトレーニング方法を紹介して行こうというものです。そして、その第一回目の開催に協力して頂いたのが神奈川県伊勢原市にある「高部屋少年野球部」のみなさんです。
そもそも、ぼくたちがなぜこのようなイベントを開催するかというと、それは現在行われている野球教室が子供たちの意欲や技術力を高めるというよりは大人たちの自己満足を満たすために行われているということに疑問を感じているからです。現在の野球教室といえば、各チームが合同で何百人も集まり親でも知らないような古い世代のOBがやってきて少ない時間で形式的に選手を見ている状況です。子供からすれば、なんだか知らないおっちゃんがやってきて何の手本も見せずにぺちゃくちゃ難しいことを解説し、なんの刺激も受けずにせっかくの日曜日が終わって行くといった感じです‥。もちろん、プロ野球チームがシーズンオフにそういった野球教室を開催することはありますが、それは多くの応募から抽選されもっと多くの選手の中で技術指導というよりはファン感謝デーというような内容になっています。ですから、子供たちにとっては憧れのプロ野球選手から指導を受けられるせっかくのチャンスなのに、結局は大人たちだけがボランティア活動をしたという充実感に浸り満足して帰って行くことになってしまいます。
そこで、ぼくたちが考えた新しいベースボール・クリニックは、シーズンオフを迎えた現役の選手が子供たちの前で自らの技術を披露し子供たちにプロのレベルや憧れを実感させ、その選手に直接指導を受けることで彼らに向上心や説得力を植えつけるねらいがあります。また、現在数ある少年野球の中には必ずしも高校や大学、社会人などの高いレベルで野球をやってきた指導者がいるわけではありませんし、合同野球教室ではチーム個別のアドバイスを受けることはなかなか難しいものです。しかし、ぼくたちのクリニックではチーム単位で野球教室を開催するので、各チームの特色にあった練習メニューの作成や技術的指導をすることが可能です。それによって、子供たちが刺激を受け将来プロ野球選手を目指し世界で活躍してくれれば、ぼくたちにとっても非常に喜ばしいことだと思います。
幸運にも、高部屋少年野球部のみなさんは技術的にも精神的にもとても充実していて、初めてのぼくらの指導を快く受け入れてくれるすばらしいチームでした。それと同時に、彼らの真剣な眼差しや一生懸命なプレーを見てやはりこのようなクリニックが必要だということも実感しました。したがって、これらの経験を生かして今後はもっと充実したベースボール・クリニックの開催を進めて行きたいと思っています。また、可能な範囲であればどこへでも伺いますので、このブログを読んでくださった中でぼくらの指導に興味があれば是非こちらに連絡して頂ければ光栄です!
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コメント
どうもどうもはじめまして私はシマルーヒと申します。
私はヨッシーとは戦友でございまして、あなたのことは昨年チラッとお話を聞いていました。しかも単身カルガリーへ行って、ノーザンのいくつかのチームとWCBLのチームに行ったというのは全く私と同じ行動をしているではありませんか!しかも同じピッチャーやし・・・。
是非夢を現実のものにしてください。陰ながら応援していますよ。マウンドに立つ前から勝負は決まっていますよ。いい準備をして、心を込めて投げてください!
投稿: シマルーヒ | 2006年10月22日 (日) 23時48分