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2006年12月29日 (金)

集い

Cimg8714_512 今日は、元日本ハムファイターズで現在ベースボールアドバイザーをしている『今関勝』氏の集いが海老名市内であったので参加してきました。

この集いは、今関さんと交流のある仲間たちがそれぞれの経験や意見をディスカッションし、野球や人生について語り合おうというものです。ぼくも共通の知人を通して招待されましたが、このようなイベントに参加するのは初めてだったので少し緊張しました。

今関さんは、NTT東京を経て93年にドラフト3位で日本ハムに入団。その後、ローテーションの一角として活躍し96年にはイチロー等とともにオールスターにも出場、自己最多の11勝をあげました。00年に日ハムを解雇されたが、野球を続けられる環境を探してアメリカ独立リーグのひとつアトランティック・リーグに入団、3年間ローテーションの軸として活躍しました。アトランティック・リーグと言えば、1406盗塁でメジャーリーグ史上最高のリードオフマンと呼ばれた“リッキー・ヘンダーソン”やメジャー史上初めて40本塁打40盗塁を達成した“ホセ・カンセコ”がプレーした超一流のリーグです。

参加した顔ぶれは、学校の先生や医師、スポーツトレーナーやメディア関係者などそうそうたるたるメンバーで、それぞれが前に出て仕事や活動の経験から学んだことを話してくれるのでとても勉強になりました。もちろんぼくもやりましたが、テーマはやっぱり“夢”そして“あきらめない心”です。他にも、挨拶のできない子供、私生活の歪み、閉鎖的な日本球界、プロアマの交流といった内容のテーマがありました。とても考えさせられる内容です。

そして、最後の質問コーナーでどうしても聞きたかったことを聞いてみました。それは「なぜ最もレベルの高い独立リーグで3年もプレーできた人がメジャーやマイナー契約を取れなかったのか?」ということです。答えは、“スピード”。どんなに良い変化球やコントロールをもっていてもコンスタントに90マイル(約145km)のストレートを投げれなければ上で活躍することはできないと感じたそうです。ただ、絶対に“日本人らしさ”を忘れるなというアドバイスももらいました。日本人らしいピッチングとはなんでしょうか?ぼくは気づいてませんでした‥。例えば、カーブであったりきれいなツーシームであったり、下半身を上手につかった投球フォームであったりということです。アメリカ人には無いぼくらの特徴を最大限に活かせば、アメリカでも間違いなくやっていけると言ってくれました。

貧乏学生にはちょっと贅沢なイベントでしたが、とても充実した内容で大満足です。こんなイベントをやっている人がいるんですねぇ~、しかもこんな近くに。 ここで得た知識や出会いは間違いなくプライスレスです!

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2006年12月27日 (水)

2006年を振り返って

2006年もいよいよあと4日。今年もいろいろありました。

Cimg6602_512 まずは3月。1回目の渡米でフロリダ州オーランドへ行きました。そこで、ロサンゼルス・ドジャースとデトロイト・タイガースのトライアウトを受けましたが2連敗。ドジャースにいたっては初めて1次テストで“不合格”を言い渡されマイナーリーグのレベルを実感します。また、初めてのレンタカーも経験しました。到着した空港からホテルまでおよそ20分の距離を2時間かけてたどり着き、すべてが正反対の交通事情に戸惑います。また、初めての職務質問も経験しました。今思えばあたり前なんですが、3台のパトカーに囲まれた職質中の車のすぐ前に停車し、ハザードをたいて降りようとしたから当然のように警戒されます。ガラス越しにライトを照らされバッグの中身をすべてチェックされました。道を聞こうと思っただけなのに‥。3月は初めてずくしの渡米となりました。

Cimg7603_512 次は4月。去年につづき2度目のテキサス州フォートワースへ行きました。このアメリカン・アソシエーションのトライアウトは、去年サムライ・ベアーズへの推薦をもらった縁起の良い球場なので自信を持って挑みます。そして、奇跡の3者連続三振!ここで、あのキャッシュ・ビーチャムと出会い、3日後にフロリダ州タンパで受けるユナイテッド・リーグへの推薦をもらいます。よって、フロリダではこのトライアウトを免除され6日間のバカンスを満喫。すっかり運転にもなれいろいろ出かけました。やっぱり一番はビーチかな?あとはこのブログが始まったのもこの月でしたねぇ~。

Njk_512 そして6月~8月。カナダのカルガリーに飛び込みでトライアウトを受けに行きました。これが、今年一番の“チャレンジ”であり印象深い出来事でした。エージェントにカナダへ行ってこいと言われて次の日にチケットを買いに行き、その次の日に出発しましたからね。しかも、初めてのカナダでホテルやレンタカーの予約もなし、トライアウトの約束もなしでチームのクラブハウスにスーツケースもって乗り込みましたから。でも、カナダで野球がしたいんだと必死で伝えたらみんなサポートしてくれました。電車の乗り方を教えてくれた盲目の老人、高速バスで隣になったグルジア人商人、パンサーズのラジー球団社長やスキャッグスGM、そしてシーズンを共に戦ったチームメイト。この経験で、“野球の楽しさ”や“あきらめない心”を学び、さらに成長して帰国することができました。

P1010142_512 あとは11月。予てから準備を進めていた野球教室の第1弾が実現しました。この野球教室が終わった後の充実感と達成感は今まで経験したことがないぐらいすばらしいものでした。確かに、野球教室の目的はぼくたちが子供達に技術的・精神的指導をすることですが、実は僕自身彼らから多くのパワーをもらっています。あの真剣な眼差しやひた向きにボールを追いかける姿は見習わなければなりませんし、ぼくの夢を応援してくれる彼らの言葉はとても励みになります。これがあるから野球教室はやめられませんね!

こうやって大まかに振り返ってみても、2006年はいろいろありました。これらもひとえにみなさんのおかげです!これらの経験を通じて、ぼくは少しずつ“夢”に向かってステップアップしています。これからもみなさんの期待に応えられるよう頑張っていきますので、応援よろしくお願いします。そして、みなさんの2007年がよい年でありますように!! 落合 陽

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2006年12月24日 (日)

Happy Xmas to you

Cimg8712_512 いよいよ明日はクリスマスですね。楽しいクリスマスイブを過ごしていますか?

ということで、我が家に1通の手紙が届きました。宛名はぼくで、差出人はサンタクロース。えっ!しかも、消印はスウェーデンのモーラという町‥

一生懸命がんばっていればサンタさんは見てくれているんですねぇ~

そして、追伸には「夢はいつか叶うはず。応援しています。」と書かれていました。もしかしたら、サンタさんもこのブログを見てくれているんでしょうか?

今年は、多くの人に支えられて大きく成長することができました。サンタさんもぼくの夢を応援してくれているので、来年は絶対に夢を叶えたいと思います。

みなさんにも、素敵なクリスマスがきますように!! 

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2006年12月21日 (木)

大きな進展

Cimg8704_512 契約交渉にまた大きな動きがありましたのでご報告いたします。

契約書が手に入らずまたビザの発行も締め切られるなど、最近は、来年のシーズン参加に赤信号がともっていましたが、ついに契約書が届きました。

ぼくや弁護士が何度頼んでも手に入れることができなかった契約書をエージェントのヨシが手に入れてくれました。やはり、活字文化が進む社会ではメールで自分の気持ちや熱意を伝えることはなかなか難しいものです。しかし、彼が送ったメールには、同じ野球人として感じる熱意の大きさや独立リーグでプレーする価値、そしてこの挑戦がぼくの人生に与える影響などをわずか七行の文章にまとめ、これがキャッシュの心を動かしました。

彼は、返信メールの中で「ヨウの挑戦をあきらめない忍耐力とそれをサポートするヨシの配慮は賞賛にあたいする。」と言ってくれました。何度も言いますが、夢の実現には、“あきらめない心”と“熱意”がとても重要なんです。どんな挫折を味わっても決してあきらめず努力を続け熱意をもって行動すれば、絶対に相手は動いてくれるし自然とサポートしてくれる仲間が集まってきます。これは、今のぼくが学んでいる100%間違いない事実です。

それと同時に、詳しい条件が提示されました。まずは所属チームの選択です。現在、サウスコースト・リーグには6チームが所属しており、その中で『ブラデントン・ジュース』と『サウスジョージア・ピーナッツ』がぼくに興味をしめしてくれています。このどちらかを選んで交渉してほしいと言われていますが、まだその選択は未定で相手チームからの返信を待っている状況です。

次に、待遇についてですが、これから先に何らかのかたちで就労ビザが手に入れば給料は『700ドル』(約84000円)だそうです。今年のインターカウンティ・リーグが週給100ドルですから、ずいぶん贅沢な金額ですね!それから、ホストファミリーも紹介してくれるそうです。

あと、ポジションの役割についてですが、今のところ『先発ピッチャー』を考えているそうです。これは、監督やコーチ、チーム状況や自分の調子によって常に変動することですが、とりあえずスプリングトレーニングが始まる5月3日までに、体をしぼり80球をしっかり投げれる準備が必要だと言われています。

ということで、来年はフロリダでスプリングトレーニングに参加することが決まりそうです。まだ、契約書にサインはしていませんが、今はしっかりとトレーニングを積んで無事キャンプを乗り切れるようがんばりたいと思います。

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2006年12月15日 (金)

エージェント

Cimg4585_256 昨日14日付けで、松坂大輔投手のボストン・レッドソックス入りが正式に発表され、6年契約の年俸総額約61億円で合意に達しました。そして、その契約交渉を任され一躍有名になったのが「スコット・ボラス」という代理人。

いったい、彼らはどのような仕事をしているのでしょうか?

一般的に、『代理人』という仕事は、日本ではあまり馴染みのない仕事だと思います。おそらく、みなさんの周りでも代理人で飯を食っているという人を見かけることはほとんどないでしょう。

代理人という言葉を辞書で調べると、「他人に代わって職務を処理する人」と書かれています。今回の松坂投手の場合でも、ボラス氏は契約交渉の場にだけ現れコメントを出しているように見えますが、代理人とは契約交渉に限らず、身の回りの世話や悩み相談、スポンサー探しやCM契約、そして多額の年俸管理まであらゆる仕事をこなしています。

その代理人制度先進国のアメリカで最も有名なエージェントが、このスコット・ボラス氏です。彼も私たち同様メジャーリーグを目指した元野球選手で、田口壮選手の所属するセントルイス・カージナルス傘下のマイナーリーグでプレーしていました。そして、彼を一躍有名にしたのが、あのアレックス・ロドリゲスとテキサス・レンジャーズとの間の10年総額300億円という歴史的契約をまとめたことです。ちなみに、彼のあだなは“吸血鬼”。今回、ボストンのGMエプスタイン氏も相当苦労したことでしょう‥

ちなみに、彼らの給料はいくらぐらいなんでしょうか?

MLBの規定により、メジャーリーグ認定のエージェントには、ひとりでもメジャーリーガーの顧客がいれば弁護士資格などは強制されず、誰でもなることができます。日本では、選手の契約更改に付き添う代理人のほとんどが弁護士です。

そして、エージェントに認められた契約金の取り分は最大で“10パーセント”に限られます。また、選手と複数年契約を結べないという制限(これらの制限は、代理人による詐欺や横領、裏金などの問題が続発したため)もあるため、彼らは、特に松坂投手のような大物ともなれば、一度きりになるかもしれないビッグチャンスに出来るだけ多くの契約金を獲得しようと努力するわけです。ちなみに、ボラス氏との契約は5パーセントが主流のようなので、全顧客の契約金から彼の年商はだいたい5億5千万円に達します。先日、巨人に移籍した小笠原選手の年俸が3億8千万円ですから、松坂投手が彼を選びたくなる理由も分からなくはないですね。

ちなみに、ぼくの代理人は「ヨシ」が努めています。まだ、給料をもらえる段階ではないので正式な契約はしていませんが、ボラス氏に負けないぐらい敏腕エージェントです。最近は、彼のおかげでいろいろ進展が見られているのできっと良い報告ができると思います。お楽しみに!

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2006年12月10日 (日)

第2弾

Cimg8700_800 私たちBMIは、前回の野球教室で多くのことを学び、更なるレベルアップのため試行錯誤してきました。そして、今回2度目のBaseball Clinicを開催することができました。参加してくださったのは、東京都町田市にある『日本大学第三中学校』のみなさんです。

最近は、すっかり冷え込んで日も短くなってきましたが、そんなことはまったく感じさせないぐらい熱い眼差しで野球にとりくみ一生懸命プレーする三中野球部のみなさんの姿がとても印象的でした。

毎回、野球教室をやって思うのは、やはり日本の学生野球のレベルは高いなということです。海外のチームに所属していると、野球教室で子供たちと接する機会が多いのですが、やはり彼らとくらべても三中野球部の潜在能力は超一流ですね。ぼくがやったデモンストレーションのピッチングでも、「中三になったら打てそうだな」と言われてしまったぐらいですから‥

でも、プロ野球選手ってそんなもんなんですよ!アメリカであれ日本であれ同じ人間がやっていることですから。世の中には同じレベルの選手はいっぱいいると思います。その中で最後まで“夢をあきらめず”に野球を続けた人間がプロ野球に行き、途中であきらめてしまった人間が他の道に進むのでしょう。

だから、今回の野球教室で学んだことをしっかりと頭の中に入れ“意識”しながら行動すれば、きっと野球が上手くなるし野球が楽しくなると思います。

ぼくもまだ現役選手ですし夢にむかって日々がんばっています。今までにも“あきらめない心”に何度も助けられました。みなさんもこのまま野球を続けて夢を実現しましょう!

今回、参加してくださった選手のみなさん、ご協力いただいた関係者のみなさん、本当にありがとうございました。心からお礼申し上げます。 落合 陽

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2006年12月 7日 (木)

ガッカリ

Cimg0304_512 みなさん、今日発表された桑田真澄投手の記事読みましたか?

私たち外国人選手がマイナーリーグや独立リーグでプレーするために必要な就労ビザ『H-2B』の発行がすでに規定数に達し、来年4月まで新たな発給がないことが発表されました。

これはぼくの方がショックです!というのも、彼には日本球界での実績が数多くありますから他にもマイナーでプレーするためのビザを取得できる可能性は充分あります。でも、ぼくの場合は日本での実績がないため、このビザを取得できなければ観光ビザで入国し、給料なしで90日間限定の滞在になってしまうんです。

このようなに、ビザの発給には規定数があり、いつでも誰でも申請できるわけではありません。だから、9月の早い段階でサウスコースト・リーグと交渉し、H-2Bの取得を目指していろいろ対策を立てていたのに、今日でその可能性は完全になくなりました。相変わらず、野球の神様はぼくにきびしいヤツですね。

ということで、現在のぼくの状況は、サウスコースト・リーグの春季キャンプには参加できそうですが確定ではありません。リーグの副社長「キャッシュ・ビーチャム」がチームの監督に就任すればそのチームでぼくをとると言ってくれています。もし、ならなかったら‥‥

あとは、先日会ったオランダ人の「マイク・スミス」にぼくのピッチングビデオをあずけてあるので、それを見たオランダリーグのスカウトが声をかけてくれるかどうかというところです。

わかってはいたものの、「やっぱり来年もビザの問題かぁ~」とへこみそうです。あのテロさえなければと何度思ったことでしょう‥

でも、まあしょうがないですよね!今はしっかり前を向いてネバーギブアップでがんばります!!

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