集い
今日は、元日本ハムファイターズで現在ベースボールアドバイザーをしている『今関勝』氏の集いが海老名市内であったので参加してきました。
この集いは、今関さんと交流のある仲間たちがそれぞれの経験や意見をディスカッションし、野球や人生について語り合おうというものです。ぼくも共通の知人を通して招待されましたが、このようなイベントに参加するのは初めてだったので少し緊張しました。
今関さんは、NTT東京を経て93年にドラフト3位で日本ハムに入団。その後、ローテーションの一角として活躍し96年にはイチロー等とともにオールスターにも出場、自己最多の11勝をあげました。00年に日ハムを解雇されたが、野球を続けられる環境を探してアメリカ独立リーグのひとつアトランティック・リーグに入団、3年間ローテーションの軸として活躍しました。アトランティック・リーグと言えば、1406盗塁でメジャーリーグ史上最高のリードオフマンと呼ばれた“リッキー・ヘンダーソン”やメジャー史上初めて40本塁打40盗塁を達成した“ホセ・カンセコ”がプレーした超一流のリーグです。
参加した顔ぶれは、学校の先生や医師、スポーツトレーナーやメディア関係者などそうそうたるたるメンバーで、それぞれが前に出て仕事や活動の経験から学んだことを話してくれるのでとても勉強になりました。もちろんぼくもやりましたが、テーマはやっぱり“夢”そして“あきらめない心”です。他にも、挨拶のできない子供、私生活の歪み、閉鎖的な日本球界、プロアマの交流といった内容のテーマがありました。とても考えさせられる内容です。
そして、最後の質問コーナーでどうしても聞きたかったことを聞いてみました。それは「なぜ最もレベルの高い独立リーグで3年もプレーできた人がメジャーやマイナー契約を取れなかったのか?」ということです。答えは、“スピード”。どんなに良い変化球やコントロールをもっていてもコンスタントに90マイル(約145km)のストレートを投げれなければ上で活躍することはできないと感じたそうです。ただ、絶対に“日本人らしさ”を忘れるなというアドバイスももらいました。日本人らしいピッチングとはなんでしょうか?ぼくは気づいてませんでした‥。例えば、カーブであったりきれいなツーシームであったり、下半身を上手につかった投球フォームであったりということです。アメリカ人には無いぼくらの特徴を最大限に活かせば、アメリカでも間違いなくやっていけると言ってくれました。
貧乏学生にはちょっと贅沢なイベントでしたが、とても充実した内容で大満足です。こんなイベントをやっている人がいるんですねぇ~、しかもこんな近くに。 ここで得た知識や出会いは間違いなくプライスレスです!
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