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2007年1月 8日 (月)

マイナーリーグ

47_512 桑田のマイナー契約、野茂のマイナー落ち、そしてぼくの今年の目標はマイナーでプレーすること、と最近何かと耳にする“マイナーリーグ”という言葉。いったいマイナーとはどのような世界なのでしょうか?

アメリカのプロ野球界は、メジャーリーグを頂点としてその下にマイナーリーグが属するというピラミッド型を形成しています。1901年に設立されたマイナーリーグは、96チームからスタートし現在では約200チームがアメリカ、カナダ、メキシコ、ドミニカ、ベネズエラに点在しています。

また、マイナーリーグといっても日本の2軍とは違い、上からトリプルA、ダブルA、アドバンスド・シングルA、シングルA、ショートシーズン・シングルA、ルーキーリーグと6つの階級に分かれています。ちなみに、ぼくが挑戦する独立リーグはだいたいダブルAクラスと言われており、桑田が挑戦するのはトリプルAにあたります。

次に、アメリカのマイナーは日本の2軍と考えている人が多いと思いますが、それは大きな誤解になります。なぜなら、選手の育成に重点をおく2軍とは違い、マイナーリーグは選手の育成はメジャー任せで会社として独立採算制をとっているからです。したがって、マイナーには選手の昇格や降格、監督やトレーナーなどの人事権はなく、また選手の給料や宿泊費以外にメジャー球団からの援助はありません。したがって、チケットやグッズ、イベントの売り上げなどで球団を経営しなければならないのです。

また、いくらトリプルAの選手とはいえ住居費や交通費は自己負担になります。2005年にニューヨーク・メッツのトリプルAでマイナー経験をした石井一久は、「メジャーとマイナーとの違いは、遠征に尽きる。」と答えています。メジャーの遠征ではチーム専用のチャーター機が用意されひとり3席割り当てられるのに対し、マイナーでは7~8時間かかる遠征でもバスで移動し席はもちろん一つ。もし、飛行機で移動したとしてもビジネスクラスへのグレードアップは自己負担になります。

給料も、メジャーリーグの平均年俸が約3億8000万円なのに対し、マイナーの平均は約350万円程度。メジャーの選手が、毎日のように大観衆の中でハッスルプレーをし厳しいトレーニングを欠かさないのも、この険しいマイナーリーグの世界に2度と戻りたくないというプライドがあるからこそできる技なのです。

私たちが気軽に口にする“メジャーリーガー”という言葉は、ベンチ入りが許される25人の登録選手にだけ与えられる称号であり、マイナーという長く険しい道のりを突破したエリート中のエリートに与えられるなんとも特別な言葉なのです!

そう考えれば、独立リーグはマイナーリーグよりももっと財政的に厳しく、メジャーへの昇格が保証されていない完全に独立した組織ですから、そこからメジャーに上がろうとするぼくにとっては気が遠くなるほど長く長く険しい道のりが待っているということですよね‥。でも、この難関を突破したときには、きっと何かが見えるはず‥。

ー今日の写真は、山中湖から富士山の頂上まで歩ききった長く険しい道のりー

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コメント

みにくい

投稿: | 2011年3月 8日 (火) 23時44分

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