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2007年2月19日 (月)

ケガ

Cimg5420_512  先日、ぼくが指導している少年野球チームに行ったところ、主力メンバーの6年生のほとんどが何らかのケガや痛みを抱えていることがわかりました。久々見に行ったので、てっきりこのオフシーズンに体を鍛え、まもなく開幕する野球シーズンに向けて順調な仕上がりを見せているのかと思いきや、大半のメンバーがダイヤモンドの外でボール拾いをし低学年のサポートをしている姿にがっかりしました。

 そういえば、ぼくも6年生の時には“野球肘”と呼ばれるこの時期の野球選手に最も多く発症するケガに悩まされ、定期的に通院していたことを思い出しました。そもそも、野球肘とは、投球動作の中で生み出される肘の内側の引っ張られる力と外側の押し付けられる力によって肘関節が傷つけられる状態を言います。つまり、肘の内側が痛い場合は骨と骨を結ぶ靭帯が何らかの影響を受けている場合が多く、肘の外側が痛い場合は骨と骨がぶつかって軟骨に炎症が起きている場合が多いということです。

 そもそも、子供の体、特に成長期の子供の体はとてもデリケートでケガをしやすい状態にあります。そして、その時期の骨や軟骨はとてもやわらかく、また投球動作も未熟なため、関節軟骨が傷つけられ炎症を起こしたり、上腕骨の剥離骨折や疲労骨折が発生しやすくなります。また、成長痛による筋肉の痛みも頻繁に発生するケガのひとつです。成長痛と言えば、スポーツをやっていなくても当然に起こるありがちな痛みとして見過ごされることがよくありますが、これも子供の体をしっかりと理解していれば容易に防げるケガと言えます。成長期の体は毎日のように大きくなり、骨がぐんぐん伸びて行きます。しかし、筋肉が大きく発達するのは高校生ぐらいの時期になるため、骨に付いている筋肉はその成長と共にどんどん引っ張られ筋肉に痛みが発生するのです。

では、どうすればこれらのケガを治癒し予防することができるのでしょうか?

 まず、起きてしまったケガに関しては素直に受け入れるしかないでしょう。あせったところで回復が早まるわけではないですし、無理したところで痛みが消えるわけではありません。ですから、ゆっくりと休息を取り、しっかりとリハビリすることが大事です!ぼくの経験上、日本の野球チームはケガ人をさらに追い詰めることに関してはかなり優れていると思います。馬鹿な指導者は痛みが消えるぐらいまで練習しろと怒鳴り散らしていますし、薄情なチームメイトは辛い練習をさぼれていいなぁとケガ人に嫉妬します。ですから、堂々と練習を休み、自分の体と相談しながらマイペースでリハビリできる勇気を持ちましょう!こんな時期から無理をして、一生野球ができなくなったり、最後の試合にベンチで応援していたのでは、今まで何のために辛い練習に耐えてきたのかわからなくなってしまいますからね。

次に、そうならないための予防には何が必要なのでしょうか?

 これは意外と簡単にできます。何もぼくたちのように重いバーベルを担いで筋肉を鍛える必要なんかないんです。大事なのは、毎日コツコツとストレッチや柔軟体操をし、伸縮自在の柔軟な体を作ることです。そして、練習前にはしっかりと準備体操をすること!自分の体と会話をして、痛くなりそうなところや疲労しているところをさがしてください。そして、そこをストレッチする方法がわからなければ、病院の先生や監督、コーチに積極的に聞いてみましょう!また、体が痛くなってしまうということは、今の投げ方に何らかの問題があるということです。ピッチングフォームというのは、肘や肩の動きが正確でないと必ず筋肉がアンバランスに引っ張られ、骨や関節に大きな負担がかかります。ですから、あらためてピッチングフォームを見直し、自分の体格にあった投球動作を習得しましょう!そして、一日の練習では無理をせず、投球制限をしたり、アイシングやサポーターをして、できる限り体をケアしてあげましょう!ぼくだってしっかりとウォームアップをしてストレッチしないと、怖くてボールなんか投げれません。そのぐらい、体はデリケートなんです。

 ということで、一生楽しく元気に野球を続けられるようにしっかりと体をケアしましょう!ケガは本当に怖いものですから、小学生のうちから将来の“夢”を絶たれるようなことがあっては取り返しがつきません。そのことをもう一度再確認しながら、春の野球シーズンに向けてしっかりと準備してください!!

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