« セルフラブ | トップページ | ステップ 1 »

2007年5月20日 (日)

セルフモチベーター

87 今日はひさびさ少年野球の試合を見に行った。

少年野球はプロじゃない。プロであれば数字や結果が求められるのは当然だ。それが、彼らを評価する最も単純で正当な方法だから。

でも、子供たちに求められているのはそういったものではない。“試合を楽しめれば”それで良いんだ。

ただ、誤解してほしくないのは、楽しむといってもニコニコ笑いながらほのぼのプレーするという意味ではなく、一生懸命プレーして悔いが残らない試合にするということと、試合の方が練習よりも楽だと感じてほしいということだ。

うちのチームで言えば、個々の能力は明らかに相手チームを勝っている。練習量だって絶対に多いはずだ。なのに、試合ではいつも良いところなく負けてしまう。

それは、選手ひとりひとりが自分の能力を発揮する仕方を知らないからだ。

もちろん、それを引き出すのが指導者の役目かもしれないが、英語には“Self-Motivator”という言葉があって、どんなに優れた指導者でも、自分自身で目標に向かって努力することができない人間を助けることは難しいという考え方がある。

だから、なにも試合で120㌫の力を出せと言っているのではないんだから、試合で常に100㌫の力を出せるように、日ごろの練習で100㌫の力を出す練習をしなければいけない。

そうすれば、たとえ大事な試合で緊張やプレッシャーがあったとしても、90㌫や80㌫の力が出せれば悔いの残る恥ずかしい試合にはならないし、試合は絶対に勝てる。

そう考えれば、今日の試合は日ごろの練習どおり良くできたと褒めるべきなのかもしれない。ストライクが入らなければ置きに行こうとする消極的な姿勢やリズムが悪くなるとみんなそろって声が出なくなる雰囲気は、いつも練習で彼らがやっていることだから‥。

また、試合が楽に感じるにはどうしたらいいか?これはとても簡単なことで、試合で置かれる状況よりももっと辛い状況で練習すること。

かつて、アメリカでは、黒人差別が絶頂期を迎えていた1960年代に、初めて黒人主体の大学バスケットボールチームを作り全国制覇を成し遂げた伝説のチームがあった。そのチームの学生に「一番辛かったゲームは何ですか?」と質問すると、彼らは口をそろえてこう答える。それは「練習だ!」と。

たとえば、ピッチャーだったら、だらだらと100球投げ込みをするよりも9球連続でストライクが入るまで終わらないという投げ込みを10球や20球した方がよっぽど有効だし、試合で2アウト満塁の場面で3球連続ストライクを入れるなんてどうってことないと思えるようになる。

つまり、練習でそれぐらい緊張感をもち集中してプレーしていれば、大事な試合に負けられないというプレッシャーに押しつぶされることもないし、監督やコーチ、観客の視線なんて目に入らなくなる。

だって、自分はもっと辛い状況でいつも練習してるんだぜ!っと思えるから自然と声が出るし、100㌫全力でプレーできるようになる。それで、チーム全体が盛り上がって最高の勝利を掴めば、試合って楽しくてしょうがないでしょ?

試合だからって特別扱いして、普段やったこともないようなことをやらされているような消極的で体がちがちの姿勢で臨んでも、絶対楽しくないからね!試合は、日ごろの練習の成果をためす最高の舞台なんだからさ!!

|

« セルフラブ | トップページ | ステップ 1 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。