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2007年7月30日 (月)

Transfer to SC

Dscn1701 難しい決断ではありましたが、新たな活躍の場を求めてサウスキャロライナ州アンダーソンに移ることになりました。

ここで、ブルペンピッチングとライブピッチングのトライアウトを受け、合格すれば契約することができます。

このままフローレンスに滞在すれば、きれいな球場と充実したウェイトルームでトレーニングを続け、毎日試合を見ながら勉強し、残り少ないシーズンを安定した生活の中で過ごすことができます。

しかし、明日の自分がどこにいるかも分からないマイナーの世界で安定を求めることは、すなわち負けを意味します。

常に新しいものを求め、常に挑戦し続けることで、自らを成長させる。これが、この世界を生き抜くための重要な心構えです。

そして、今日、2ヶ月お世話になったフローレンスとフリーダムに別れを告げ、アンダーソンへと旅立ちました。

飛行機であれば約1時間で到着する距離を、ぼくは貧乏なので夜行バスで行くことにしました。しかし、これが、またまた新たな試練となってしまいました。

グレーハウンドという有名な高速バスは、飛行機に乗れない貧困層が利用することで知られ、とにかく環境が悪い。

バスの中は散らかり放題で、座席の幅もそれぞれ違うし、席の予約もできないので数時間待って要約着たバスがいっぱいなら、また数時間次のバスを待たなければなりません。

Welcome to オハイオから始まってwelcome to ケンタッキー、テネシー、ジョージア、サウスキャロライナと果てしなく長い距離を、何度も何度も乗り換えて向かいます。

窓の外は、木や森、牧場や湖などアメリカの大自然が次々あらわれ、夕日もきれいで、そこは大満足です。

時間もたっぷりあり、いろいろな思いが頭をよぎりました。フローレンスでの思い出、新天地での期待、そして今後の課題や目標など。

ほんの数年前まで、普通に大学に通い普通にバイトをし、普通に遊んでいた自分が、まさか数年後こんなところにいるとは思わなかったなぁ‥とこれまでのことを振り返りました。

人生なにが起こるか本当に分かりません。あの時、急に思い立ってトライアウトを受けにアメリカへ行かなかったら、今ごろ普通に就職していたはずです。

挑戦する前からあきらめること、全力を出し切る前にあきらめることが、どれだけ意味のないことか、どれだけ未来の可能性を無駄にしているかがわかると思います。

これまで出会った多くの人が、ぼくをここまで大きくしてくれました。その人たちへの恩返しのためにも、まだまだギブアップはできないなと心に誓いました。

ところが、なんと、テネシー州の森の中のハイウェイで突然エンジントラブル発生。時間は午前4時、あたりは真っ暗です。

そんなに時間はかからないだろうと思っていたら、ドライバーは特に焦ることもなく、いつ直るか検討も付かないと案内したきりリラックス。

結局、夜もあけ、電気もエアコンもきかない車の中で、4時間待つことになってしまいました。さすがアメリカ、適当の国です。

そして、アトランタでの乗り換えが間に合わず、結局ここでも3時間次のバスを待つことになってしまいました。早速、ギブアップのチャンスです。

しかし、今までの自分だったら、焦ったりイライラしたりして待っていたはずですが、あの本で勝者の心構えを勉強したぼくは、自然とリラックスして楽しいことを考え過ごすことができました。

「いつも上手く行くわけではないので、感情だって揺れ動く。しかし、そうした苦しい状況にどう対応していくかが、その選手のセルフコントロール能力の差なのである。

誰でも、上手く行っていないときは、なんとかその状況を好転させようと焦るものだが、苦しいときでも好調なときでも常に自分をコントロールする選手が、コンスタントに良い成績を残せるのである。

これこそ、本当の勝負師の姿である。こういう選手は、日ごろからどんな状況でも自分のやるべきことをしっかりと把握しているので、感情のバランスを崩すことはない。」

この言葉は、とても印象に残っています。なんだか、神様も粋なことしますよね。新しいチームでテストを受ける前に、もう一度ぼくがしっかりとあの本を理解しているかどうか試したんでしょう。

そうは言っても、本音は、「ふざけんなアメリカ!」と大声で叫びたいところですが、まあ無駄な怒りはエネルギーを浪費しますし、試合で闘争心に変えるためにとっておきましょう。

そして、22時間後要約アンダーソンに到着。迎えに来てくれた監督がバス停を間違え、ここでも1時間半待ちと最後の最後までついてませんでしたが、それでも無事到着しました。

残り1ヶ月のベースボールシーズンを充実したものにできるよう、全力で頑張りたいと思います。

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