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2007年8月 9日 (木)

Welcome to Joes

9 アンダーソンに来てから11日、ようやく契約書にサインすることができました。何度も何度も書きますが、本当にこの瞬間は、野球選手として最高の幸せです。

当初は、既存のメンバーのマイナー契約というチームにとって良いかたちでのメンバー入りとなる予定でしたが、あと少しのところで契約がまとまらず、仮契約のままずるずる来てしまいました。

しかし、ここ最近のブルペンの調子が悪く、打ち込まれるピッチャーが数人出てきたため、ようやく監督とピッチングコーチが入れ替えを決意してくれました。

監督からは、リリーバーとしてブルペンを立て直すことと、フォアボールを出さないこと、この2点で仕事をしてほしいと口酸っぱく言われています。

この11日間サウスコースト・リーグのピッチャー陣を見てきて感じたことは、やはりコントロールが日本人に比べて悪いということ。

もちろん、スピードで勝負しようと思っても到底敵いません。ぼくより身長の低い選手やぼくと同じぐらいの体重の選手でも、平気で145kmのファストボールを投げてきます。

でも、そんな勢いの球でもボールでは意味がないし、ど真ん中に投げれば簡単にスタンドへ運ばれてしまいます。

ですから、やはりぼくのピッチングは、丁寧にコースをついた緩急のある球であの巨漢バッターたちと勝負しなければならないなと思っていますし、監督もそれを望んでいるんだと思います。

早速ブルペン入りした今日は、点差が大きく離れたため、ルーキーピッチャーの出番が回ってくるに違いないと思ってウォームアップを続けていたのですが、その他にも最近登板していない選手が数人いたため、デビューはまたの機会となってしまいました。

ただ、今日とても嬉しかったことは、監督をはじめチームメイトがみんなwelcomeと言って握手を求めてきてくれたことです。

この11日間、バッティング練習が終わると選手はみんなユニフォームに着替えてグラウンドへ出て行くのに、ぼくはひとり私服に着替えて観客席に向かうという日々を毎日送っていました。

だから、選手をはじめグラウンドキーパーや球団職員もみんな「いつサインするんだ?まだサインしてないのか?」と心配してくれていました。

しかし、今日はしっかりとユニフォームにドレスアップして、みんなと同じフィールドにぼくが向かうので、みんな笑顔で「ようこそアンダーソン・ジョーズへ!」と祝福してくれました。

さあ、いよいよこれからが本当の勝負。まだスタートラインに立っただけです。今年2度目のスタートラインになりますが、前回のレースとは違い、今のぼくには戸惑いはありません。

やることはただひとつ、キャッチャーミットめがけて全力でボールを投げること。これができれば、きっと良い結果が出るだろうし、みんなを喜ばせることができるはずです。

最近ふと思ったのですが、こんなにシンプルで、こんなに難しいスポーツって他にありますかね?

これができないから、みんな苦労して試行錯誤して、長いオフシーズンに体を鍛えて、少しでも多く少しでも早く自分の投げた球がキャッチャーミットに届くようにがんばっているんですもんね。

それでも簡単にそれができるのは、メジャーにはい上がった精鋭だけになるんですから、野球って本当に難しいスポーツだと思います。

でも、だからこそ、それができたときの喜び、バットにボールが当たったときの興奮が忘れられなくて、みんなずっと野球が好きでいるんでしょうね。

ふとそんなことをこの前考えて、また野球が好きになってしまいました。野球の魅力って以外にたくさんありますね。

残りのシーズンは、あとわずか3週間。悔いが残らぬよう一生懸命がんばります。

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