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2007年9月 5日 (水)

Major Style

Dscn2005 今シーズンの成績からすれば、即刻帰国してすぐにトレーニングを開始するのが筋ってもんですが、せっかくアメリカにいるのでもう少し英語漬で勉強して帰ることにしました。

また、今年は2月の半ばからずっと休まずボールを投げてきましたし、帰国日の変更も手数料が結構かかるということで、勝手ながら少し夏休みをもらって予定通り9月25日に帰国したいと思います。

ということで、すっかりオフモードを決意した愚か者ですが、今週はブラウン夫妻が旅行でいないため、退屈しないようにレッズ戦のチケットをプレゼントしてくれました。

なので、今日はエディーの友達とシンシナティ・レッズ対ニューヨーク・メッツの試合をグレイトアメリカン・ボールパークに見に行きました。

ただ、単純に試合を楽しんで帰るならそこらへんのベースボールフリークと変わりませんから、ぼくは今シーズンの反省を生かしメジャーリーガーのブルペンワークを徹底的に観察して帰ることにしました。

もちろん、メジャーのブルペンはマイナーに比べて広々していますが、選手たちは大人しいもので、黙って試合を見ていました。

これは見習わなければなりません。当然のことながら、ブルペンにいてもダッグアウト同様選手は試合に集中しなければなりませんが、うちのブルペンはとにかくうるさいです。

プライベートなことはもちろん、国際結婚やら戦争問題、人種差別のことなど大声で議論し始める始末で、黙っているとお前も意見を述べろと怒鳴られます。

また、ディップをしている選手もほとんどいませんでした。ディップは、俗語で歯茎に挟むタバコのことを言うんですが、これは通常のタバコよりニコチンの量が多く、煙ではなく血液に直接流し込むため体にとても悪いものです。

しかし、アメリカの野球選手はこれが大好きで、うちのブルペンも全員ディップを持ち歩いて試合中ずっと歯茎に挟んでいます。登板中でも捨てない選手もいます。

ただ、もちろんメジャーとは言え、ぼくらと変わらないところもありました。些細なところでは、彼らも試合中は水を飲んでいます。メジャーならゲータレードかと思ってました。

ゲータレードは、アメリカで一番人気のあるスポーツドリンクなのですが、ぼくらの場合1週間に一度ぐらい何かのご褒美かと思う頻度で、ボトルにゲータレードが入っていたりします。

また、ここが一番重要なのですが、彼らもぼくらと同じく特別なルーティーンやストレッチなどはせず、呼び出しと共にすぐピッチングを始めていました。

あの大舞台で活躍できる何か特別な準備方法があれば是非盗んで帰りたいと思っていたので、少しがっかりです。

しかし、そうではない選手がひとりいました。それは、ぼくのお気に入り選手でもあるニューヨーク・メッツ不動の守護神“ビリー・ワグナー”です。

彼は、ぼくと同じ身長ですが、その豪腕から繰り出されるファストボールは100MPH(約160KM)を越え、キレのあるスライダーと併せてセーブの山を築いている大投手です。

彼の腕の角度がぼくの投げ方と近いため何かと今までも参考にしてきたのですが、正直名前を見るまで彼がメッツにいることをすっかり忘れていました。

彼は、クローザーなので3点以内のリードで迎えた9回に登板しますが、6回を終わったあたりからしっかりとストレッチを始めました。

そして、少しベンチで休んだあと8回の終わりからピッチングを始め9回に出て行くという流れで彼のルーティーンはできていると思います。

ただ、これは推測で、ベンチに座ったところまでは確認したのですが、2点差で迎えた8回表に今日7打点のロデューカが3ランホームランという余計なことをしてしまい、5点リードで9回を迎えてしまったため彼の出番はありませんでした。

もしかしたら、登板間隔が空いて調整登板になるかなと期待しましたが、彼はベンチに深く腰掛け帽子を脱いだので、今日はないなと確信しました。

ブルペンで帽子をかぶっていない選手がいたら、それはやる気がないか今日の登板がないことを知っているか、または頭がかゆいかのどれかです。

ビリーのピッチングが目近で見れれば今日は最高の観戦になりましたが、でもまあ初めてほんの数メートルの距離でメジャーのブルペンを観察できたことはとても良い勉強になりました。

今日は、勤労感謝の日の連休あけで大分空いていてブルペンを見ている人はほとんどいませんでしたが、試合も見ずにずっと上からブルペンを凝視している日本人を見て彼らも気持ち悪かったでしょう‥。

今度は、ブラウン夫妻とカージナルス戦を見に行く予定なので、またしっかり勉強してきたいと思います。

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