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2008年6月11日 (水)

Chairman Cho

Dscn1680 今日は、大学の授業の一環として、トヨタ自動車会長「張富士夫」氏の講演会に出席してきました。

トヨタを世界のTOYOTAに押し上げた立役者であり、アメリカCNNが公表した「重要人物50人」に唯一日本人として名を連ねた経済界の勝者でもある方のお話を聞けて大変光栄でした。

2時間の講演は、そのどれもが興味深く勉強になることばかりでしたが、その中でもっとも興味深かったお話を紹介したいと思います。

興味深いというのは、今のぼくが直面している課題をどう克服するべきかということに対するヒントとして受け止めたという意味で、そういう意味で何かおもしろいなと感じたということです。

張会長は、会長になるまでの20年以上を現場で過ごしてきました。とにかく無駄を省く効率の良い生産ラインを求められ長い間試行錯誤してきたそうです。

そんな中で、一躍脚光を浴びたのが“Just in Time方式”のトヨタ生産方式です。

簡単に説明すれば、数歩先に荷物を運ぶための往復の手間を省くために荷物を流す坂道をつくったり、トラック8台を1時間おきにローテーションすることでその8台分の荷物を持ち上げるフォークリフトを節約し、荷物1台分の量を生産するための人員だけで工場を稼働させるといったようなシステムです。

今でこそあたり前のようなこの手法も当時では画期的なアイディアでした。そのアイディアを生み出すために張会長が行ったのが、徹底した“5W1H”だったそうです。

5W1Hとは、Who・What・When・Where・WhyとHowの頭文字とったもので、もっとも重要なことを簡潔に相手に伝えるための一般的な表現方法です。

もちろん、ぼくもこの言葉は知っていましたが、しかしトヨタがモットーとする5Wとは、Why・Why・Why・Why・Whyだそうです。

とにかく「なぜ?」と考えることが重要だと張会長はアドバイスしてくれました。

実際に目のまえで起きていることに対して「なぜ?」という疑いを持ち、それを3回も4回も5回も繰り返し突き詰めて行けば絶対に物事の本質が見えてくると言います。

それを自動車の生産ラインの中で行うことで、徹底した無駄を省くことに成功したそうです。

それは、今のぼくにも言えることです。毎日一生懸命練習し、トレーナーのみなさんのアドバイスに従い充実したトレーニングができているのに結果が出ない。

その練習の成果で明らかに体が変わっているのに、その成果がボールに伝わらない。正直、最近では途方にくれていたところがありました。今後、何をしたら良いのかが分からなくなっていました。

今日のお話をきっかけに、もう一度今までやってきたことを振り返り、今の状態がなぜ起こっているのか“5W”してみたいと思います。

もちろん、これは良いことにも当てはまります。良くなってきたこともたくさんあります。

「なぜ?」今この良い状態を維持できているのか?一瞬見逃しがちですが、調子が良いときこそしっかりとその本質を探ることが大切だと認識しました。

それから、張会長はトヨタが始めてアメリカに進出したときの社長でもあります。

その本部は、去年プレーしたフローレンス・フリーダムの本拠地に程近いケンタッキー州ジョージタウンにあります。

フローレンス近辺にもTOYOTAの関連工場があり、日本人駐在員もたくさん生活しています。

そんな街を見てきたからこそ、あの全米でもっともつまらない街と言われるケンタッキー州、そしてその中でもダウンタウンに離れた田舎町でTOYOTAの歴史をスタートさせた理由を知りたくて質問しようとしたのですが、大きな会場の最前列に座りすぎて必死に手を挙げるも灯台下暗しになってしまいました‥。

最後はちょっと不完全燃焼でしたが、やっぱり野球界でもビジネス界でも勝者のオーラは一味違います!

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