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2009年1月14日 (水)

The Instinct

Dscn8841_400 今日は、久々、三沢トレーナーに練習を見てもらう時間を頂きました。

が、彼の車がグラウンドへ来る途中に故障し道端で止まっているという連絡が入ったので、急遽練習を中断し、迎えに行くことになりました。

結局、うちの車で彼の車を近くの車屋さんまで引っ張って行き、すぐに修理して無事解決。

しかし、辺りはすっかり暗くなってしまい、残念ながら今日はお話だけ聞かせて頂くことになりました。

でも、さすがは三沢トレーナー、話を聞かせて頂くだけでも本当に勉強になります。

今日、ぼくが一番おもしろいなと思ったのは、やはり“三沢ラン”についてです。

ぼくは、去年の7月から、三沢トレーナーから教わった中・短距離のダッシュを継続して行ってきました。

その目的は、やはり下半身の強化。足腰を強くし、しっかりとした土台をつくるためのトレーニングだと思っていました。

しかし、なぜか、走れば走るほど上半身が大きく、厚みを増してきているのを感じました。

腕をたくさん振っているからかな?走り方が悪いからかな??と疑問に思っていたので、質問してみました。

すると、三沢トレーナーから「超負荷トレーニング」の効果だと説明されました。

男性は、通常よりも高負荷の運動を繰り返すと、男性ホルモンやステロイドのような成分の分泌が激しくなるというのです。

すると、その働きで、全身の筋肉の成長が促され、今までよりも上半身・下半身を問わず効果が全身に発揮されやすくなるのです。

だから、特別上半身のトレーニングをしていなくても、今までのようなキャッチボールやピッチング程度の練習でも筋肉が付きやすくなるのです。

これぞ、三沢流“人間の本能を刺激するトレーニング”。

科学的・機械的なトレーニングで、筋肉を太くしたり、体重を増やしたりということは、必ずしも日本人にとって又は投手にとって必要不可欠な土台ではないと言います。

たとえば、スクワットなどで重たいものをもって屈伸運動しても、それは実際に投球動作では行わない動きです。

それに対して、走るとういう動作には、人間の運動のすべての要素が含まれています。

したがって、その筋肉だったり骨だったりという体の幹になる部分の成長を促すための「本能のサイクル」を確立することが、本当の意味での土台作りになるということです。

食欲・性欲・睡眠欲、人間の三大欲求すべてを体の成長に傾けるための好循環なサイクル作りに効果的なのが、この“三沢ラン”だったということです。

どおりで、最近、よく眠れるなと思ったんです。

やはり、科学や機械では証明できない、人間は人間のやり方で、まずはその本能を呼び覚ますことから練習を始める。

トレーニングとは、奥が深いものです。

これだから、野球はやめられないんです。

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