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2009年2月21日 (土)

♯24

Img_0465_512 この国に、「気を使う」とか「社交辞令」的なものはないのかと最近強く思う。

もちろん、それを期待しているわけではないが、最近この国の国民性について気づかされることが多い。

今までも、もちろん肩の調子が悪くなることはあったが、故障者リストに入ったのはこれまでのシーズンで初めてである。

アメリカ人は、日本人にくらべてとても分かりやすい。

良いピッチングをすれば誰よりも喜んでくれ、悪いピッチングをすれば平気で野次を飛ばす。

今、自分はチームに貢献できない。

チームの状態はついに最下位まで落込んでしまったし、チームワークも他のどのチームより悪い。

「いったい、いつまで休めば気が済むんだ。」

「お前は、バケーションに来たのか。」

「ウォールマートへ行って、新しい肩を買って来い。」

「早く国へ帰って手術しろ。」

投げれないぼくがブルペンに座っていると、そんな厳しい言葉を毎日浴びせられる。

ぼくが、不意にスイングの格好をすると、すぐに「それはお前の仕事じゃない。お前は早くマウンドへ上がれ。」と注意されてしまう。

でも、もちろん彼らは悪くない。悪いのは、ぼくだ。

今日は、ピッチャーが足りず、内野手とキャッチャーが登板しチームも接戦を落とした。

そんな状況の中で、「肩の調子は良くなったか?ゆっくりと休んでしっかり治せよ。」なんて建前であることぐらい一発でわかる。

それにくらべれば、変に気を使われるより、はっきりとそう言ってもらった方が気持ちが良い。

そう言ってもらった方が気も引き締まるし、クソったれと気合も入る。

最近、英語がより理解できるようになり、私生活でも随分いろいろなことに挑戦できるようになった。ストレスもほとんどない。

しかし、逆に、今までわからなかったことが聞こえるようになり、厳しい一面もいろいろと見えるようになった。

そんなとき、ぼくはこう言ってやる。

「おれは監督のためにプレーしてるから最後まであきらめない。」

「良い肩があったら早く買って来い。いくらでも出してやる!」ってね。

やはり、ぼくは少しぐらい厳しい立場に追いやられた方が自分らしく生きられる。

一歩間違えれば“ホームレス野球選手”ぐらいの方が、自分でも信じられないぐらい力強い球がキャッチャーミットに届くときがある。

じゃないと、高い金払って、この年になって、こんな生活とっくに投げ出している。

幸せな生活を手に入れると人一倍甘えが強い性格だからしょうがないけど、この国の野球は本当に厳しい。

いつか、こいつらを見返して、そのときはこう言ってやる。

「ゆっくり体を休めろ。それまでおれがマウンドを守ってやる!」ってね。

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