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2009年4月28日 (火)

4th

Img_1014_320 今日は、4回目のリハビリチェックの日でした。

水中でのトレーニングは、前回の失敗を踏まえ、1種目1種目プールから上がりのぼせ対策をしたのでしっかりと3セット行うことができました。

先生とのストレッチも、今まで硬さが目立っていたのが嘘のように劇的な改善が見られ、経過はとても良好です。

ただ、すべてのストレッチやトレーニングにおいてどうしても痛みが残る場所があるので、これは主治医の先生の診察を1週間早め早期に解決しておこうと思います。

また、セラバンドを使った筋トレを1種目増やし、右腕の筋肉が衰えるのを防ぎます。

来月からはスポーツクラブに入会し、日常でもリハビリセンターと同じ内容のトレーニングができるよう環境整備を進めて行きます。

それから、動けない今だからこそできるコアなトレーニングにも着目し、インターネットで器具を注文しました。

毎日、毎日、違った顔を見せるぼくの新しい肩と向き合いながら、楽しく、元気に、リハビリ生活を送っています。

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2009年4月24日 (金)

3rd

Img_0981_320 今日は、3回目のリハビリチェックに行ってきました。

一般的な人にくらべ少し関節に硬さが目立つので、今日はプールでの水中トレーニングを開始しました。

普段、陸でやっているメニューとほとんど変わりませんが、やはり浮力を利用しての運動だと体に大きな負担をかけることなく稼動範囲を広げることができ、非常に効果的な方法のひとつです。

38℃前後のお湯の中で15分間体を動かすので、日頃、シャワー慣れしてしまっているぼくには非常にきつく、残り3分を迎えたところであえなくギブアップとなってしまいました。

それから、今週からジョギングも開始しました。

運動不足の解消にもなり、意識的に肩を動かす練習としても効果的なので、ひさびさ地元海老名の町を気持ちよく走らせてもらっています。

また、今日から自転車も解禁してみました。

まだ少しぎこちなく、急な動きに痛みを伴いますが、これは慎重に少しずつ練習して行きたいと思います。

今週から、「意識的に肩を動かす」というテーマのもと、今まで敬遠していた食事や入浴、身支度においてできるだけ右腕を使うよう心がけ、回復も目に見えて感じるようになりました。

ここからが、いよいよ本領発揮です。

リハビリの先生も、“リハビリ”は絶対に嘘をつかないと言っていました。

奇跡的な復活を遂げるような選手は、1日10時間を超えるリハビリに耐えるそうです。

寝てるか、食事をしてるか以外は、文字通りほとんどの時間をリハビリに捧げているといった生活です。

でも、ぼくだって負けてはいません。

また、あのすばらしいマウンドに戻りたいという気持ちは、誰よりも強く持っています。

少しずつ少しずつ、焦らずゆっくりと、一日一日の小さな目標を確実にクリアして行きたいと思います。

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2009年4月21日 (火)

It is a long slow process

Img_1003_320 今回、ぼくが受けた手術は、「SLAP修復術」というものでした。

肩に4つの穴を開け、そこから器具を通すことで肩関節内部の治療を行う手術です。

“SLAP”とは、Superior Labrum Anterior and Posterior lesionの頭文字をとったもので、日本語では上方肩関節唇損傷と言います。

今、ぼくの肩は、ゆるんで歪みが出た部分を短くし、引き締める手術を行ったため、腕の可動域が非常に狭くなっています。

また、痛みの原因である炎症部を削ったため、一時的に筋肉が記憶喪失になり、そのため力が入らず自力で腕を上げることができません。

今日は、2度目のリハビリチェックに行ってきました。

毎日欠かさずリハビリメニューをこなしているので若干の改善は見られますが、一般的に比べると少し硬さが目立つということでした。

リハビリを始めて、この1週間、少し守りに入りすぎていたところがありました。

歩いていても、働いていても、ずっと腕を垂れ下げたまま動かさなかったことで、首や脇に凝りが出てしまいました。

術後2週間の安静期を過ぎたら、徐々に徐々に意識して動かしていくことが大事だそうです。

次回からは、週1回のチェックを週2回に増やし、セット数も今の2セットから9セットに増やし、プールトレーニングも取り入れて復帰を目指して行くことになります。

先日、ぼくのアメリカにおける一番の理解者であるKashに、手術の報告と今後のプランを報告しました。

アリゾナでも、日本に帰国してからも、ぼくの肩を心配して何度も連絡をくれました。

彼自身、多くの手術を経験しており、「手術後の肉体的・精神的モチベーションについてもっとも大切なことは何か?」について質問しました。

その文章の中には、“手術は絶対的な手段ではない”と書かれていました。

手術したことだけでは、足りないということです。

復帰へのカギは、“リハビリテーション”にあると言います。

とにかく、毎日毎日、一生懸命、バッターと対戦するときと同じぐらい強い気持ちで臨まなければならないと書かれていました。

そして、精神的には、“恐怖”との戦いが重要なポイントだそうです。

投球を再開したときに、以前の苦しみを思い出し、また痛くなるのではという恐怖は常につきまとうことになるでしょう。

そのときに、どう精神が肉体を支えるか、これには長く、ゆっくりとしたケアが必要だと言います。

彼の言葉ひとつひとつをしっかりと肝に銘じ、明日からは、また次回のリハビリチェックを目標にしっかりと腕を振って元気よく歩いて行きたいと思います!

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2009年4月16日 (木)

That`s My Job

Img_1007_320 一歩一歩、少しずつではありますが、復帰に向けて着実に歩みを進めています。

今日は、手術後初めての診察があり、順調な経過とともにいよいよリハビリを開始しました。

片腕の生活を強いられ「五体不満足」になって初めて、「五体満足」であることの幸せを感じています。

働きなれた職場で座り込む回数が増えたり、普段は何でもない仕事に何倍もの時間が掛かったりします。

トレーにのったお金をばらまいたり、お尻に名札を付けて歩いたり、笑われることも増えました。

でも、毎朝ベッドから起き上がるたびに、着実に痛みが減っています。

ひとりで着れなかった洋服が着れるようになり、左手を使ってごはんをこぼさず食べれるようになり、まるで生まれたばかりの子どものような喜びがあります。

人間の回復力ってすごいな、人間の知恵や成長ってずごいなと今になって実感しています。

未だに、右腕はまったく上がりませんが、小さな体でぼくの右腕を抱え上に持ち上げようと助けてくれる子がいます。

早くこの腕が治るように、毎回ぼくを見かけると御まじないを掛けてくれる子もいます。

毎日、メディアを通して野球シーズンの開幕を耳にしますが、今までのような焦りや劣等感を感じることはなくなりました。

手術を終え、右腕が上がらなくなって初めて、人を羨んでる暇はない、真剣に怪我と向き合わなければ本当に二度とボールを投げれない体になってしまうという緊張感を持つようになりました。

もう無理なんじゃないか?そこまでして何になる??と言う人もいますが、ぼくはそれで良いんです。

できることをすべてやってそれでもボールが投げられなかったら、そのときは「よくやった」と自分で自分を褒めてあげればいいじゃないですか!?

それまでは、できることをすべてやって、前に進み続けることが大事なんだと思います。

だって、ぼくの職業は“野球選手”なんですから。

フリーターでも、プー太郎でもなく、誰がなんと言おうとぼくの職業は“野球選手”なんです。

確かに、食えない野球選手だけど、応援してくれる子どもたちがいる限りぼくは前に進み続けます。

そして、この上がらない腕を天高く突き上げて「YOSSHAA!!」と言える日まで挑戦し続けます。

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2009年4月 3日 (金)

OP

Img_0988_5123日間の入院を終え、ぶじ退院しました。

手術の結果は、やはり、軽いものではありませんでした。

腕と肩の骨を結ぶ「靭帯」と4つの肩腱板のうちの「棘下筋」が切れていたそうです。

そして、それによって靭帯の上にある滑液包が炎症し、さらに、その上にある関節の上側もひどく炎症を起こしていました。

横に伸びる筋肉を引き裂くように縦に切れ目が入っていたそうです。

もう、切れる寸前だったのかもしれません。

やはり、全力投球させてもらえなかったのは、肩からの重要なSOSでした。

もっと早く、もっと大事に、肩をケアしてあげられなかった大きな責任を自分自身に感じています。

炎症を起した滑液包は、すべて摘出しました。

残りの炎症は、大量の水で洗い流したそうです。

入院生活1日目は、サプライズから始まりました。

入院費をできるだけ節約したいとケチる気満々で行ったら、なんと豪華な個室の特床室なるところに通されました。

「そんな金払えないよ」と思ったら、どこもベッドが空いてないらしく、特別に一泊18,900円の部屋を315円で貸してくれると言うんです。

“LUCKY”でした。

その後は、診察の終わったリハビリセンターを貸し切り、マット相手にピッチングをしました。

投げては注射を打ち、投げては注射を打ちを繰り返し、本当に手術が必要か?痛みの根源はどこにあるのか?を最終確認しました。

入院生活2日目は、いよいよ手術の日です。

順番がその日の一番最後だったため、昼ごろと言いながら点滴をして待つこと9時間、ちょうど甲子園の決勝を見終えたころでやっと呼ばれました。

あんなに嫌だったのに、前日からの禁食で空腹が限界だったというのもあって、手術が待ち遠しく楽しみになっていたのがある意味緊張をほぐしてくれました。

しかし、心電図を付けた瞬間、「緊張してるでしょ?」と麻酔科の先生にからかわれてしまいました。

一般の患者さんよりも野球選手の方が“ビビる”傾向にあるらしいです、と説明されたと思ったら一瞬で眠ってしまいました。

痛みの方も、手術当日の夜こそ少し苦しみましたが、麻酔と痛み止めという現代医療のすばらしい技術に助けられてなんとか乗り越えることができました。

それから、看護師さんにも感謝です。とても良くしてもらいました。

ぼくも、Florenceで知り合った日本人看護師さんとNew Yorkで看護学校に通う日本の元看護師さんの知り合いがいますが、彼らの仕事があんなにタフだとは思いませんでした。

彼らがいなければ、みんなそっこう病院で死んでしまうんだろうなと思いました。

入院生活3日目は、先生にお礼をし、詳しい話を聞き、ようやくご飯を食べ、点滴を外し、消毒をし、弱った体を引きずってシルバーシートに揺られて岐路につきました。

無事家に帰ってこれてホッとしています。

ご心配をお掛けしました。

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