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2009年6月29日 (月)

Defence is the Best Offence

Img_0001_320 小学校5年生で初マウンドを経験して以来、16年間“ピッチャー”一筋で野球を続けてきた。

シニアリーグへ入団したときはほぼ全員がエースで4番だったし、高校へ進学したときはピッチャー希望の中でぼくが一番小さかった。

初めてアメリカへ渡ってプロのトライアウトを受けたときも、ピッチャー希望だけで優に100人を越えていた。

合格できない可能性やレギュラーになれない可能性は充分すぎるほどあったが、それでもぼくはピッチャーにこだわった。

だから、ぼくには、ピッチャーとして絶対にゆずれない3つの“こだわり”がある。

それは、「ピッチャーであることの誇りと決意」、「ピッチャー陣としての絆」、そして「失点ゼロの哲学」である。

野球というのはおもしろいスポーツで、「失点しなければ負けない」という絶対的な方程式がある。

仮に、打線が爆発して100点、200点取っても、ピッチャーが大炎上して201点取られればチームは負ける。

逆に、打線が1点も取ることができなくても、ピッチャーが失点しなければ負けることはない。

例えば、フィギュアスケートのように、自分がノーミスで完璧な演技をしても、相手がそれを上回る最高の演技を見せれば負けてしまうスポーツとは違い、野球は失点しなければ絶対に負けないスポーツである。

子どものうちは、いくらミスをしても構わないと思っているし、勝ちにこだわる至上主義的な野球はむしろ嫌いである。

また、敗北から学ぶことはたくさんあり、時としてそれは勝利以上の価値があることも事実である。

しかし、トーナメント形式の学生野球においては、「負けない野球」が彼らの“夢”を叶える最善の方法だとぼくは考えている。

だから、どんなに野手がエラーしようとも、どんなに予期せぬトラブルが起きようとも、絶対に「点をやらない野球」にこだわれとピッチャー陣には説いている。

しかし、このことに気づく人は意外に少ない。

いつの時代も、豪快なホームラン、強烈なパンチ、華麗なダンクシュートなど、スポーツの花形を支えるのはやはり“オフェンス”である。

しかし、ぼくは思う。

“ディフェンスこそ最高のオフェンスである”

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