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2009年8月23日 (日)

The Last Act

Img_0150_400 リハビリは、いよいよ大詰めを迎えてきた。

肩は、もうグルグル回せるようになったし、シャドウピッチングも完全ではないができるようになってきた。

あとは、外旋筋の柔軟性が完全に戻れば、投球再開がいよいよ現実的となる。

これがまだ不十分であると、投球中の「しなり」の部分が思うようにできず、ぎこちなさや痛みが生じる。

ボールの負荷がさらにかかれば、肩へのダメージや今後の弊害が大きく増えることが予想されるため、これが完全に戻るまでは無理をしないよう心がけている。

今、やるべきことは、与えられたリハビリメニューをとにかく毎日こなすこと。

非常に多くの時間を費やすが、やればやるだけの効果と手応えを確実に感じているので、毎日必死に時間をやり繰りして復帰に向けて少しずつ前進している。

やはり、練習には、辛いメニューであれ地味なメニューであれ、その目的と効果をしっかりと伝えることが大切だとあらためて感じている。

子どもの指導においては、とくに大切にしている部分でもある。

ぼくが与えるメニューは決して楽ではないが、いじめでやっているとか、野球をやらされているとか、そういうふうに思ってほしくない。

実際、ぼく自身がそういう誤解をして、つまらない学生野球人生を歩んだしまったという後悔が今もあるからである。

その練習の目的とやるだけの効果を目で見えるかたちでぼくが示せば、彼らは自主的にその練習と向き合い、積極的にそれをやろうとする。

今日も、「高校へ行くまでにココとココの課題を克服したい!」と特連を志願してきた選手がいた。

ぼくが彼に初めて話をしてからその言葉が出るまで2ヵ月を要したが、自らその言葉を口にしたことに彼の成長とやる気を感じた。

また、2ヵ月という短い間ではあるが、自分の考える“野球観”と今までやってきたことが無駄ではなかったかなと少し感じることができた。

実は、いよいよリハビリが大詰めを迎えたことで、そろそろ自分自身の本格的なトレーニングに戻らなければいけないという時期に差しかかっている。

そのため、週2回の指導を週1回にし、日曜日は欠席の届を出しているが、結局子どもたちと野球ができる楽しさが忘れられず、帰るころには「あしたもお願いします!」と言って帰ってきてしまう自分がいる。

当初は、“臨時”というかたちで引き受けたピッチングコーチだが、今は主に担当している「1年生ピッチャー陣」の成長した姿を見たいという気持ちも日に日に高まっている。

次回のシーズンインは、年明けすぐ。その1~2ヵ月前には渡米して、現地で調整できないかというプランも具体的に検討している。

どちらも中途半端というかたちだけは絶対にしたくないので、しっかりと決意をかため早い時期に決断していきたい。

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2009年8月19日 (水)

Even Now

Img_0907_400 今日は、診察のあと約5ヵ月ぶりにキャッチボールを行う予定でしたが、見送ることにしました。

先生は、「もう大丈夫だ。」と言ってくれますが、やはり自分の中でまだ納得できない部分があるのが最大の理由です。

今、投げ始めて「やっと投球が再開された。」と一安心し、残りの5ヵ月を余裕をもって肩の仕上げに入るか?

正直なところ、そうした方が精神的にはよっぽど楽です。

それとも、あと1ヵ月キャッチボールが遅れたとしても、最後までとことんリハビリをやりきって自分が本当に納得できる状態で投球を再開するか?

それには、次回のシーズンインまでに限られた時間で調整しなければならないというリスクを伴います。

でも、やはり、実際に試合に戻ったときに、その違いを実感するのではないかとぼくは思います。

そして、そのときには、もう後戻りはできません。

これまで4ヵ月間、辛く厳しいリハビリにコツコツ地道に耐えてきました。

だったら、これからも、コツコツ地道に階段を一歩ずつ上って行くのがぼくのやり方かなと思います。

「早くボールを投げたい。」、その気持ちは最初も最後も変わりません。

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2009年8月16日 (日)

Coach Yoh

Img_0023_400 今週は、少年野球、シニアと合宿漬けの1週間を過ごしました。

コーチとして向かえる初めての合宿は、ぼくにとって大きな責任をともなう初仕事でしたが、ぶじ何事もなく終えることができました。

合宿前日には、ぼくのシニアリーグの原点とも言える「巨人軍多摩川グラウンド」を訪れ、当時の記憶を振り返っていました。

今は、巨人軍から東京都大田区の方へ権利が移転し少し様変わりしたようですが、マウンドへ上がってみると、そこから見る景色や雰囲気は当時のまま何も変わっていませんでした。

殴られたり怒鳴られたり、泥だらけになるまでしごかれたり、やはり辛いときの印象の方が鮮明に思い出されますが、それもそれで今となっては良い思い出です。

そういった意味で、彼らの大切な野球人生を無駄にしないためにも、ぼく自身が愛情を持って、責任を持って、コーチとしての役割を全うしなければならないと気が引き締まりました。

合宿自体は、3泊4日と短いものでしたが、普段の練習では味わえない厳しさと楽しさを織り交ぜ、みんな歯を食いしばって食らいつく姿が印象的でした。

とてもぼくらには耐えられる練習量ではありませんが、そんな練習を平気でこなす彼らには、やはり無限大の可能性を感じます。

どちらが先に“夢”を叶えるか、ぼくも負けてはいられません。

それから、私ごとではありますが、今日の合宿最終日の練習試合で人生初の采配を揮いました。

結果は、15-0の完敗でしたが、どんなに打ち込まれても自分の信じる野球観は貫き通せたかなと満足しています。

また、野球というスポーツの難しさや奥深さ、監督やコーチが選手に求めるポイント等、監督になってみて初めて気づくこともたくさんあり、現役の立場としては今後の良い勉強になりました。

今後は、コーチとしての楽しさにのめり過ぎないよう気をつけながら、引き続き「投手陣の土台作り」に励みたいと思います。

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2009年8月12日 (水)

Lighthouse

Img_1174_400 きのうは、昼間に病院へ行ったので、よる“海連”に行ってきました。

砂浜を走れるのを楽しみにしていたのですが、夜のビーチは意外に暗く、オルソ治療中の目には耐えられなかったので、急遽「江ノ島」を一周しました。

夜の江ノ島は、リアルなお化け屋敷です。

神社にお墓、古ぼけた長屋の店が続き、一番奥には自殺の名所を思わせる断崖絶壁がありました。

また、途中、住人のおばあちゃんが突然角から出てきてびっくりしたりします。

ただ、上り坂で階段がいくつもあるので、その点は練習場所としては下半身強化に最適なコースです。

肝試ししながら走り込みたい方には是非おすすめです。

あすからは、コーチをしているシニアの方で夏合宿も始まります。

往復1時間半のサイクリングと嫌と言うほどの走り込みに参加し、ぼく自身も秋に向けて体を絞って行きたいと思います。

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2009年8月11日 (火)

Feel Better Now and Get Better Soon!

Cimg0248_400 今日は、手術後14回目となる診察に行ってきました。

先日より外旋の角度もさらに増し、他動であればキャッチボールにほぼ問題ない程度にまで回復しました。

また、課題とされた肩から上腕にかけてのアームプルも、その後すぐにメニューを改善し早急に対策を立てたので、大きな改善が見られました。

もちろん、痛みが取れたことも伝えました。

この1週間は、非常に良い感触とともにリハビリを行えたので、自分でも大きな手応えを感じています。

先生も喜んでくれ、「来週の結果を見て、すぐにその場でキャッチボールをしてみよう!」と言ってくれました。

ただ、これには、自分自身迷うところがあります。

信頼する先生の診断を信じてそろそろ投げ始めるべきか?、それともあくまでも自分自身の感覚を最優先にするべきか?

残念ながら、ぼくにとってこの手術は野球人生初の手術ですので、いつから投げ始めるべきなのかという明白な確信はありません。

しかし、「ボールが投げられる肩」という感覚は、今回ボールがまったく投げられなくなって初めて得た自分自身の明白な感覚です。

ぼくは、今の段階で、たしかに以前と比べれば比較にならないほど良くなっていますが、まだキャッチボールには早いと感じています。

来週の診察までにはしっかりと自分の考えを固め、より良いリハビリとなるよう先生と意見交換ができるような診察にしたいと思っています。

それにしても、ここに来てやっとキャッチボールの話が出るまで、一般的な統計からは約2ヵ月の遅れを取りました。

もう、術後5ヵ月目に入っています。

今日の先生の話では、またそこから手術をする前までの状態に戻すのに、さらに3ヵ月を要するということです。

そして、今日なるほどなと思ったのは、だいたいどの選手も手術前というのは痛みを抱えながら投げているので、手術前の状態というのはだいたい「60%」ぐらいを示すということです。

また、ぼくの場合、ここ2~3年は常に痛みを抱えながらアメリカへ渡っていたわけですから、これは強引かもしれませんが、60%の力で勝負してきたとも考えられます。

ということは、今までの自分よりもさらに「40%」の伸びしろがあるとも考えられるわけです。

4年振りに復帰して以来、なかなか思うような投球ができない状態が続き、“気持ち”とか“情熱”とかだけで道を切り開いてきたところがありました。

そして、この手術を乗り越えたときには、さらに強靭な“心”が身についていると断言して言えます。

それに、今までの痛みがなくなっていれば、今まで以上の技術を習得することも十分可能なはずです。

現に、手術して初めて取り組んだトレーニングというものが山ほどあり、体もずいぶん変わってきました。

意外に悲観的に捉えがちな手術も、こう考えれば非常にやり甲斐のあることだなと、今日は嬉しく思いました。

さらに「40%」野球が上手くなるなら、ぼくはこれからも頑張って行けます!

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2009年8月 5日 (水)

Work Out on Beach

Img_1148_400 きのうは、江ノ島の花火大会ということでビーチトレーニングができなかったため、今日あらためて行ってきました。

前回だけで、すでにすっかりお気に入りの練習場所となっている江ノ島ですが、今回はさらなる絶景を求めて「七里ヶ浜」まで10km弱のコースに挑戦しました。

七里ヶ浜の手前にある江ノ電の鎌倉高校前駅は、「関東の駅百選」にも選ばれるほどの絶景で、暑さや疲れを忘れさせてくれる最高の景色を望めます。

帰りは、道路沿いから浜辺に下り、砂浜を走って帰ってきました。

よくテレビで見かけるあの“Beach Run”です。

ぼくは初挑戦でしたが、予想以上にタフです。サラサラの砂に何度も足を取られ、走っても走っても前に進みません。

また、起伏も激しく、しっかりと股関節に意識をおいて軸をキープしないとすぐに転倒してしまいそうになります。

ダートコースを走るサラブレッドの気持ちが初めてわかりました。

帰り着いたころには、ちゃんとお尻の辺りに疲労感があったので、楽しく下半身強化で走り込むには最高の練習方法ではないかと思います。

サーファーと海水浴客からは少し冷たい視線を浴びますが、そこは「わが道を行く精神」で突っ走ればまったく気にはなりません。

もちろん、三沢さんRUNもしっかり行いました。

ストレッチに関しては、筋肉痛なのか揉みかえしなのか肩周りにすごく強い痛みを感じたので、今日は少し様子を見ました。

明日からは、ストレッチ中心でがんばって行きます。Beach Runおすすめです!

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2009年8月 4日 (火)

The Miracle Man 3

Img_0675_400 今日、1ヵ月半振りに通院を再開し、ついにキャッチボールの許可が下りました。

稼働範囲、痛みともにかなりの改善が見られたので、そろそろ軽めのキャッチボールで肩を慣らす段階に入ってもいいというのがその主な理由でした。

しかし、これはあくまでも病院内でのお話で、現場での見解ではありません。

病院での見解と現場での見解が完全に一致したとき、そこがぼくにとっての最終的な移行期になります。

ボールが投げられなくなって以来、ぼくは初めてボールを投げられる肩を知りました。

それまでは、いとも簡単にボールを投げていたのに、今では他人の肩ではないかと思えるほど昔の感覚とはかけ離れた感覚があります。

間違いなく、ぼくの肩はまだキャッチボールには耐えられません。

たしかに経過は良好だけど、また痛みも再発しているし、何よりも感覚の部分でキャッチボールにはまだ早いと感じています。

以前のぼくだったら、主治医の先生の言葉を鵜呑みにして、明日からボールを無理矢理投げ始めていたことでしょう。

ただ、今日唯一救われたのは、事前にそのような診断が出るだろうとトレーナーの三沢さんに聞かされていたことです。

それによって、そのような診断が出たときにも自分がどうすべきなのか、またその後の対処法についてすぐに頭の中で整理することができました。

まず、再発してきた痛みについて、無視していい痛みなのかそうでないのかを確認すること。

そして、少しこう着してきたリハビリメニューに再検討の余地があるのかどうかということです。

主治医の先生は、痛みは縫合した部分ではなくクリーニングをした部分に起きているので、しばらく様子を見れば問題はないと言いました。

三沢さんにもすぐに連絡をし、夜には経過の観察と痛みの診察のために自宅まで来て頂きました。

やはり、彼は奇跡の男です。

前と同じように患部に指を当て、鋭いナイフでなぞるようにして2~3分治療を行ったらあっという間に痛みはなくなっていました。

また再発する可能性はあるそうですが、その都度心配する必要はないということです。

また、以前は7種目だったストレッチメニューも10種目追加し、秒数や負荷を変えて新たなメニューへと生まれ変わりました。

時間や量、難易度が大幅に上がりましたが、2~4週間がんばればかなりの改善が見られるだろうという大きな手応えを感じています。

いつもこの言葉に頼ってばかりですが、「もうひと踏ん張りです!」

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2009年8月 2日 (日)

Protect me from High Helthcare Expenses

Img_0992_400 大きなケガを抱える野球選手に朗報です。

実は、今年アリゾナに行くずっと前から、病院では「手術も視野に入れた方がいい」という話をしていました。

しかし、結果的には、手術を回避し、リハビリに専念するという決断をしました。

自分の中には、アリゾナが大きなチャンスであること、そして、手術をしたらそこへ行くお金がなくなってしまうことが最後までネックとなりました。

当初、手術には20万円かかると聞いていましたが、結果的には36万円かかりました。

破産寸前のぼくにとっては、気の遠くなるような金額です。

しかし、手術直前にバイト先の上司から「高額療養費制度」というものを教えてもらい、「限度額適用認定証」の交付を受けることで、ひとつの医療機関での1ヵ月の支払いを限度額まで抑えることができるという制度を知りました。

残念ながら、手術までに交付は間に合いませんでしたが、いつもハーフパンツとTシャツで如何にもお金をもってなさそうな格好をしてるので、受付に堂々とお願いをして支払いを月末まで延ばしてもらうことにしました。

その後、限度額の審査を経て、なんとか8万円を支払いました。

7年かかった大学卒業のお祝いにもらったお金をすべて手術代に費やすという前代未聞の結末に、反対派からの非難は避けられない状況でした。

そして、今日、「医療費と給付金支給額のお知らせ」が届き、新たに5万円の給付金を受け取りました。

したがって、手術のみにかかった費用は、単純計算で3万円ということになります。

「これならできる」という人も多いのではないでしょうか?

この金額は、本人または両親の加入する保険組合とその環境によって大きく異なるとは思いますが、健康保険恐るべしです。

なかなか日頃の生活では、病気や金額の身近さに大きな保障を受けているという実感はありませんでしたが、今回その有難さを身にしみて感じました。

ぼくは、両親のお陰でこのようなサポートを受けられたので、そのことに感謝しなければいけません。

また、今後、大きなケガを抱えるかもしれない若い選手たちに、野球をあきらめなくてもいい方法が身近にあるかもしれないという希望のきっかけになればと思います。

あくまでも金額はひとつの例ですので、参考程度にして頂ければと思います。

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