Coach Yoh
コーチとして向かえる初めての合宿は、ぼくにとって大きな責任をともなう初仕事でしたが、ぶじ何事もなく終えることができました。
合宿前日には、ぼくのシニアリーグの原点とも言える「巨人軍多摩川グラウンド」を訪れ、当時の記憶を振り返っていました。
今は、巨人軍から東京都大田区の方へ権利が移転し少し様変わりしたようですが、マウンドへ上がってみると、そこから見る景色や雰囲気は当時のまま何も変わっていませんでした。
殴られたり怒鳴られたり、泥だらけになるまでしごかれたり、やはり辛いときの印象の方が鮮明に思い出されますが、それもそれで今となっては良い思い出です。
そういった意味で、彼らの大切な野球人生を無駄にしないためにも、ぼく自身が愛情を持って、責任を持って、コーチとしての役割を全うしなければならないと気が引き締まりました。
合宿自体は、3泊4日と短いものでしたが、普段の練習では味わえない厳しさと楽しさを織り交ぜ、みんな歯を食いしばって食らいつく姿が印象的でした。
とてもぼくらには耐えられる練習量ではありませんが、そんな練習を平気でこなす彼らには、やはり無限大の可能性を感じます。
どちらが先に“夢”を叶えるか、ぼくも負けてはいられません。
それから、私ごとではありますが、今日の合宿最終日の練習試合で人生初の采配を揮いました。
結果は、15-0の完敗でしたが、どんなに打ち込まれても自分の信じる野球観は貫き通せたかなと満足しています。
また、野球というスポーツの難しさや奥深さ、監督やコーチが選手に求めるポイント等、監督になってみて初めて気づくこともたくさんあり、現役の立場としては今後の良い勉強になりました。
今後は、コーチとしての楽しさにのめり過ぎないよう気をつけながら、引き続き「投手陣の土台作り」に励みたいと思います。
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