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2009年9月 6日 (日)

The Miracle Man 4

Mov002mod_000195867_320 ぼくは、ここに来てはじめて、「リハビリとは何か?」についてわかった気がする。

ぼくの肩は、キャッチボール再開までに6ヵ月もかかってしまったんじゃない、6ヵ月もかけたんだということを誇りに思うべきだと思った。

先日、1ヵ月ごとに往診に来てくださる三沢さんの診察を受けて、今さらながらその治療の的確さに衝撃を受けた。

先を見据える力、問題を解決する力は、本当に“神”がかっている。

さまざまなリハビリメニューを惜しげもなく提供してくださるのだが、そのすべてに一切の無駄がなく、即効性があり、すべてに肩が進化していく確かな手応えを感じさせてくれる。

また、その量や時間には多くの努力を費やすが、それでも「早くやりたい、またやりたい」という不思議な感覚が体中に沸き起こる。

いろいろな人に、同じ手術をした選手のその後の様子を伺うが、ほぼ100%の確率で「もう2度と手術前と同じ球は投げられなかった」という話をよく聞く。

術後3ヵ月間受けてきた病院のリハビリと今行っているリハビリの質を比べれば、その答えもうなづける。

術後3ヵ月でキャッチボール、6ヵ月でブルペン、9~10ヵ月で試合に復帰というシナリオは、「2度と手術前の球を投げられない肩」に仕上げるためのシナリオでしかないということである。

つまり、病院の仕事というのは、痛みを取り除き少しでも早く試合に復帰させるのが一番の目的であって、その後のパフォーマンスについてはあまり興味がないということが言えるのではないかということである。

ただ、これは別に、病院の治療を否定しているのではまったくない。

そもそも、手術の目的はケガを治し痛みを取り除くことであって、ぼくみたいに手術後の肩を手術前の肩よりも進化させようなどと考える方が常識外れと言わざるを得ないと自覚しているからである。

ただ、それが不可能ではないということもまた自覚している。

自分自身の熱意と努力はもちろん、三沢さんの神業的感覚、そしてぼくを応援し励ましてくださる多くの方々のサポートがあれば、絶対にできると信じている。

このまま順調にいけば、おそらく9月の連休明けにはキャッチボールを再開することができるだろう。

そして、これまで一般的なサイクルから倍の時間を費やしてきたことを考えれば、ブルペンで納得のいく投球ができるまでに12ヵ月、胸をはってマウンドに戻れるのは来年の夏以降ということになるだろう。

もちろん、奇跡的な回復を遂げるかもしれないし、なんの問題もなく順調に進めば年末の渡米だって不可能ではない。

しかし、確率はあくまでも低めに設定しておいた方がいいのではないかということで意見は一致した。

3ヶ月目でキャッチボールを再開していたらと考えると未だにゾッとするが、逆に、質の高いリハビリを6ヵ月間コツコツコツコツやってきたこの肩に、今は絶対の自信がある。

6ヵ月“も”かかった肩ではなく、6ヵ月“を”かけた肩の復活を、どうぞみなさん楽しみにしていてください!

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