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2009年9月 1日 (火)

Pitcher`s Mound

Dscn0965_400 先日、コーチをしているシニアの子どもたちに、夏休みの自由研究として“マウンド”を作らせました。

ピッチャーにとってマウンドとは、自らの能力を引き出し、ピッチングにさらなる光を与えてくれる最高の舞台です。

あのマウンドの傾斜、硬さが少しでも変われば、ぼくらのピッチングは良くも悪くも簡単に変わってしまいます。

また、あの小高い山の頂上で、ぼくらはピッチャーとしての誇りを得、凶器を持った大男と戦う強い勇気をもらいます。

未だに、ぼくは、不意にマウンドへ上がっただけでもゾクゾクっとする感覚を覚え、無意識に誰もいないバッターボックスに想像の打者をおいて勝負してしまいます。

雲の上の感覚というか、心地よいベッドに寝転ぶ感覚というか、何だか自然と気持ちが落ち着き、それと同時に気持ちが高ぶり、ワクワクするような感覚を得ます。

まさに、今流行りのドラッグに似た、止められない感覚があのマウンドにはあるんです。

そんな、ピッチャーにとってなくてはならない特別な場所、神聖な場所が、荒れはてている現状がありました。

また、そんな状態に誰一人疑問を持たないことにも、寂しさを感じざるを得ませんでした。

そこで、選手たち自らにマウンドを作らせることで、そんなぼくの経験や感覚をメッセージとして伝えたかったという意図がありました。

決して、土を山積みすればいいという単純なものではありません。

土の質や水分量によって硬さは大きく変わりますし、傾斜角には数ミリ単位での感覚が求められます。

自分の好みのマウンドってどうだっけ?

自分の力を最大限引き出してくれるマウンドの形ってあるんだろうか?

どのような順番で作れば、プレートを上手におくことができるのか?

彼らは、いろいろと試行錯誤しながら意見を出し合い、初めてマウンドと真剣に向き合っていたように見えました。

これからは、野球道具を大切にするように、グラウンドをきれいに整備するように、マウンドも大切にしてほしいと心から願っています。

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