My Boy
今日は、「Y'sアカデミー」いちの悩めるお調子者と一緒に汗を流してきました。
彼も、ぼくと同じように手術を受け、リハビリまっただ中の高校球児です。
ぼくを“サプライズ”させるために、一言も相談や報告なく大事な手術を決行したのがお調子者たる由縁であり、彼の最大の武器です。
そんな彼も、術後1ヵ月が経ち、体が思うように動かず、今まで感じたことのないような痛みに苦しみ、仲間からも遅れ、チームからも必要とされない、そんな自暴自棄に陥る時期です。
「人生に障害があるかもしれない‥」とか「これからどう生きて行けばいいかわからない‥」とか、悲観的な言葉や寂しげな表情が印象的でした。
ぼくも苦しかった。だから、彼の気持ちはよくわかります。
今まで当たり前のようにできていたことがそうでなくなるということが如何に辛いか、当たり前のことが当たり前のようにできることが如何に幸せなことか、なって初めてわかると言ったらそれまでです。
でも、ここで逃げたら“まけ犬”です。
辛くて心が折れそうなときこそ、強い精神力で乗り切らなければなりません。
そのためには、とにかく踏ん張ることです。膝をついたり手をついたり、体が折れれば心も折れます。
だから、ぼくのトレーニングメニューは、いつも走ってばかりなんです。膝に手をつくことも許しません。
辛いときに踏ん張るのは“足”です。手を使って逆立ちはしません。
辛いとき、いざというときに助けてくれるのは足なんです。どんなに打たれても、立ち続けていれば奇跡は起こります。
なぜ、彼は手術をしたのか?
いろいろと思うことはあるだろうけど、やはり、野球が好き、野球が上手くなりたいという気持ちが彼を突き動かしたんだと思います。
だから、彼ならできます。できると信じています。
ちなみに、ぼくの術後1ヵ月と言えば、ストレッチ10種目に筋力トレーニング、ジムに入会してプールに自転車と焦りまくっていました。 笑
あれだけ、「焦らず」と忠告されていたのに‥。
ぼくよりは早く復帰できるでしょう。そんな気がしています。
いずれにしても、今日はいい練習ができました。彼にとっても、いい気分転換になったと思います。
こんなに早く経験を生かせる場が来るとは、ある意味驚かされました。
やはり、アカデミー生は特別ですから、これからも全面バックアップでサポートして行きます。
活躍してもらわなきゃしょうがないですからね!
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