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2010年3月14日 (日)

Plus One

Cimg9579avi_000008975_400Y'sアカデミーに、また新たな選手が加わりました。

市内の少年野球チームではキャプテンを務め、中学ではリードオフマンとして活躍しました。

今のアカデミー生の中でも一番センスがあり、教えることがあまり見つからない程です。

あとは、練習の中で今よりもっと走れるようになって成長ホルモンを呼び覚まし、下半身もたっぷり鍛えてやれば、高校でも十分勝負できると思います。

彼らは先週ぶじ卒業式を終え、もう中学生ではありません。高校球児としての戦いがすでに始まっています。

それを充分に認識して、これからはもっともっと本気で自主練に取り組まなければいけません。

とくに、彼のような軟式出身者は、硬式経験者に比べて感覚や経験といったところで明らかにマイナススタートです。

それだけで、入部と同時にベンチ入りとボール拾いに振り分けられるようなことだって珍しくはありません。

むしろ、当然かもしれません。なぜなら、今の彼が感じているボールの重さやバットの感触、バウンドの違いなど、クラブチームの選手は早ければ小6にはもうその違いを認識しています。

そして、そこから何千球、何万球というボールを受け、打ち返しています。

しかし、だからと言って完全に“ノーチャンス”かと言えばそうではないのが、またこの時期のおもしろいところでもあるのではないでしょうか。

ぼくの経験談から推測するに、意外に硬式出身者の中には燃え尽き症候群的な選手が多いような気がします。

毎日のように厳しい練習に明け暮れていたこともあり、引退したら遊びたい、練習したくないという選手が意外に多いです。

そこで、油断している硬式経験者に追いつけ追い越せで今歯を食いしばって辛い練習に耐えることの意味が、高校へ行ってから証明されるはずです。

それが、Y'sアカデミーのカラーでもある“ハイエナ魂”です。

もともと、生まれつきの大きな才能や恵まれた体格を持ち合わせ、意識も高く“エリート”路線まっしぐらの選手と同じ意識や行動を取っても、なかなか実を結ばないのがぼくら“ストリート”の連中です。

背が小さいとか線が細いとか、はたまたセンスがないんじゃないかとか、ぼくも未だに毎日のように言われています。

でも、それでも“ノーチャンス”ではないのが野球のおもしろさのひとつです。

「背が小さくたって才能がなくたって、ストリートなりのアプローチを取れば、いつかエリートと肩を並べられるときが来る。」

そう信じて、今、陰でグラウンドを転々としながら地味に泥臭くがんばることが、高校野球での華々しい活躍につながるのだと思います。

でっかい奴等と同じ打球なんかいらないんです。遠くに飛ばなくたっていいんです。

自分にできることをすればいい。

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