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2010年4月30日 (金)

The OVER/UNDER

Mov023mod_000045023_400 ぼくが掲げた今日のテーマは、ただ一つ。

「停滞期を抜け出せるか?それともこのままキープか??」

リハビリというのは地道な作業で、そのスピードは驚くほど遅い。

それに反して、三沢さんの指導は、治療においてもトレーニングにおいても急激な効果をもたらす。

日々の練習において、状態や痛みの把握はもちろんぼくの仕事である。

しかし、このまま良い状態をキープするか、それともそろそろ次のステップに進んで行くかの大事な判断は、彼にお任せしている。

結論から言うと、新たなアプローチを頂いた。「遠投」である。

今までせいぜい10mぐらいであったキャッチボールを20m、25mと伸ばして行く。

今のぼくにとっては、これでも充分遠投になる。

負荷の掛かり方も違うし、投球動作もより大きくダイナミックになる。

そうすれば、もっともっとテイクバックが大きくスムーズになって行くという。そして、それは今ぼくがもっとも望んでいることでもあった。

試しに、3~4球程度投げてみたが、1球目からその変化に気づき、体に抵抗感はまったくなく、むしろしっくりきた。

これが、彼のすごいところだと思う。

最後に、もう一つ大事なテーマを頂いた。

「トレーニングは限界まで、リハビリは限界の前で。」

すごく良い言葉だと思う。

トレーニングは“鍛える”、リハビリは“治療”するということを忘れてはいけない。

少しぐらいムリして体を痛めつけた方が効果のあるトレーニングと、絶対に痛みを出さないことが何よりの再発防止につながる治療。

このメリハリは、アスリートにとって非常に大切なことだ。

一歩間違えれば「オーバーワーク」、誤解すれば「アンダーワーク」。

これは選手の寿命、技術に大きく影響する。

もしかしたら、今の野球少年に足りない部分をこれで補えるかもしれないと思った。

しかし、その前にやるべきことがる。

選手として、自分の足りない部分を補ってから。。

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2010年4月25日 (日)

I am Back in Senior's

Cimg9738_320 来週から、また、「海老名シニア」の方で正式にお世話になることになりました。

臨時ピッチングコーチとして、ピッチャー陣の育成に励んで参ります。

このお休みを頂いている間、チームは大きく変わりました。

体格や身長が大きくなった者、調子を上げてきた者、才能を開花させた者、彼らはぼくのいない間にもしっかりと厳しい練習に励んでいたそうです。

このところの試合結果も良好で、また彼らの活躍を見れることが今から待ちきれません。

その間、ぼくだってもちろんサボっていたわけではありません。

たくさんトレーニングを積んで、高い壁を乗り越え、ピッチャー“魂”にさらに磨きをかけました。

「元プロ野球選手~」というような立派な肩書や評判はないけれど、“ハート”でプレーすることに関しての強さとこだわりならだれにも負けない自信があります。

そして、その強さがなければ、あの神聖な海老名のマウンドに立つ資格はありません。

なぜなら、海老名市の名誉と海老名市民の期待を胸に、一発勝負の選手権大会でチームの勝利を託されるわけですから。

野球というのは、点を取られなければ負けないスポーツです。

審査員の評価とか得失点差とか、そんなルールで命運が分けられることはありません。

これからも、「DEFENSE IS THE BEST OFFNSE」の精神で、ピッチャー陣強化セメスター第2クールを開始します。

そして、海老名のマウンドに立つ“誇り”と厳しさを、海老名生まれ海老名育ちのぼくが代表して、相模原の連中に叩きこんで行きたいと思います。

海老名シニアの活躍をぜひ期待していてください。そして、応援のほどよろしくお願い致します。

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2010年4月17日 (土)

This Week's Topic

Cimg9920_400せっかく日本に残ることが決まったので、さらなる良質なリハビリを目指し、今週よりウェイトトレーニングを再開しました。

ここまで来るのに1年、まだほんの少しバーベルを持つ手にぎこちなさが残りますが、動きやバランス等に支障が出るほどのものではないと感じています。

ウェイトトレーニングこそ約2年振りとなりますが、下半身は、この冬の三沢ランの甲斐あってかなり良い仕上がりになっています。

1.スクワット

2.ランジ

3.レッグカール

4.レッグエクステンション

5.カーフレイズ

と下半身集中攻撃のあと、アブドミナル系を2~3種目、最後におまけで背筋を1種目だけ行いクールダウンしています。

また、負荷は、まだまだこれまでのリハビリの流れにどう組み合わせて良いかわからないので、10回を3セットで疲労感が出るぐらいの重さでとりあえずはやっています。

もちろん、キャッチボールと走り込みも引き続きテンション“アップ”で行きたいので、ジムに入る前に1時間から1時間半ぐらい掛けて公園を走りまわっています。

それから、上半身は、これまでの良い流れを崩さぬよう手をつけないでいます。

さすがに、今週は足がパンパンで、実施後の2日間はしっかりと休みを入れてしまいました。

始めてすぐに筋骨隆々というわけには行きませんが、少し眠っていた筋肉が目覚めた感じはすごくあります。

あとは、体重の減少をこの辺で食い止められればと思っています。

術後の長い長いリハビリ生活で一時は「73kg」ほどあった体重も、なまった筋肉の目減りや無駄な脂肪分の減少で「68kg」ほどに落ちています。

もちろん、ぼくの体質、体格、それにピッチングスタイルを考慮すれば、不自然にデカく、不必要に太く、作られた筋肉は必要ありません。

それよりも、自然に、必要な分だけ、からだの奥底に潜む本能を呼び覚まして体を鍛えたいと常に意識しています。

実際に、成長ホルモンというか何というか、ウェイト器具やプロテインが開発されるもっと前の大投手の方が強靭だったんじゃないかと思わせるような、何だかそんな不思議な力を体で感じてからはもうそれが自分にとって一番の方法だと確信しました。

もちろん、無駄な脂肪分でしたし、逆に体つきは明らかに大きくなっているのですが、やはり何だか“細すぎ”な印象は拭えません。

まわりの人からも「細い、細い」と言われるので、今週からは実施後のプロテインとバイト先にオリジナル弁当持参で、栄養補給とカロリー摂取に力を入れています。

考えてみたら、学生時代のようにどんぶり飯○杯というような食事は時間的にも年齢的にも厳しくなっていますから、練習量からすると摂取カロリーは常にマイナスの自然ダイエット状態になっていたのかもしれません。

やはり、トレーニングと食事、これは切っても切り離せない重要な要素としてセットで考えないといけません。

ダイエット中の方には非常に嫌味に聞こえるかもしれませんが、体質というのは、落とすのも増やすのも非常に大変なことなんだとご理解ください。

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2010年4月10日 (土)

Stay Here

Cimg4589_400 なんだかんだしているうちに、いつの間にかあの手術から1年が経過していた。

そういえば、先日、ふと読み返した恩師からのメールにこんな言葉があった。

“IT IS A LONG SLOW PROCESS”

ぼくにとっては本当に初めての手術だったから、術後のリハビリについてもっとも大切なことは何かと恩師に質問をしたときの文章である。

当時は、まだ日常生活もままならず、左手一本でキーボードを打ち何とか完成させたのを今では懐かしく思う。

そして、恩師から返ってきたメールの最後に、ひっそりとしたたたずまいで並んでいたのがこの一文だった。

当時は、まさかこんなに時間が掛かるなんて思ってもみなかった。

まさか、こんなに大変なものだとは想像もしていなかった。

だから、この大切な大切な言葉を見逃していたんだと思う。

この言葉は、まさにぼくのリハビリを象徴している。そして、奇跡の復活を遂げたすべてのアスリートが経験しているはずである。

もちろん、ぼくの恩師も経験した。何度も何度も経験したから、最後にこの言葉を付け加えたんだと思う。

間違いなく、アメリカで一番ぼくの復活を願ってくれている人だ。そして、日本にもそう願ってくれている人たちがいる。

たとえ、それが一人でも二人でも、ぼくはその人たちにまたマウンドに上がる姿を見せたい。

先日、日本にいる大切な恩人に電話をした。

今シーズンはどうするべきか‥?

もう、心は決まっていた。肩のこと、選手としてのことを考えると、選択肢は他にはなかった。

ただ、もう一押し、ぼくの背中を押してくれる一言が欲しかった。

正直、少し残念な気持ちはあるけど、これが間違いなく“BEST”。後悔の余地はない。

今日、チーム探しに協力してくれた恩師と元チームメイトに、報告とお礼のメールを打った。

これからも日本でリハビリを続けるけど、「絶対に戻ります!」と復活を誓った。

たしかに、“LONG”で“SLOW”なプロセスだけど、今はしっかりと2本の手でキーボードを打っている。

それもそれでひとつの進歩なんだと、がんばっている右肩に声を掛けてやるのを最近忘れていた。

こうやって野球ができるのも、この健康な体とみんなのお陰なんだと。。

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2010年4月 5日 (月)

Stronger

Cimg9936_400_2 大雨ではじまった今年のY'sアカデミー・Aクラスは、やはり小雨の降る中で最終日を迎えた。

この2ヵ月は、天候や場所、道具にことごとく恵まれない中で、彼らの情熱が最後まで衰えなかったことを誇りに思う。

最初は、練習する場所もなく、空地を探してはたった一人でおもちゃのボールを打つところから始まった。

そして、一人二人と仲間が増え、ボールを持ち寄り、先生方のご厚意もあり、徐々に徐々にその輪が広がって行った。

真面目なヤツがいて、うるさいヤツがいて、野球をやるかどうかさえ決められないヤツもいた。

見た目だけで言えば、決して派手なエリート集団ではないけれど、それでも高校野球に挑もうとする彼らのハートにぼくは大きな可能性を感じた。

人間は、見た目ではない。“魂”こそ絶対だと信じている。

現に、塾や宿題、遊びに熱中したいこの時期に、彼らはそのすべてに全力で取り組めた。

間違いなく、彼らは強くなった。よく走ったし、よく打ったし、よく守った。

技術的、肉体的な強さはもちろん、精神的な強さや自主性も彼らはしっかり身に付けた。

彼らは、明日、それぞれ厚木高校、海老名高校、大和高校、座間高校、国学院高校へ入学する。

また新たな仲間ができ、同時に新たなライバルが現れる。今まで経験したことのない野球を目の当たりにすることになるだろう。

とにかく、“自信”を持って、“夢”を持って、新たな新天地でめいっぱい野球を楽しんでほしい。

もちろん、勉強も、ときには息抜きも、この2ヵ月間と同じように全力で楽しんでほしい。

彼らが、ぼくを球場に招待してくれる日を楽しみにしている。

ぼくも、アメリカの恩師と同じ約束をしているから、どちらが先かぼくも歩みを止めない。

最後に、しっかりと握手を交わし、健闘を誓った。そして、サプライズな贈り物をもらった。

完全なサプライズだったので、飛び上がるほど嬉しかった。

選手としては、1円でも多くの“金”を稼ぐためにプレーするけど、コーチとしてはそんな汚いものよりこういうハートフルなものの方が何倍も嬉しく感じる。

もったいなくて使えないね。。

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