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2011年2月28日 (月)

To The Full

◆サイドスロー再開http://www.youtube.com/watch?v=3q0w6piX0ck

201102261732441_400 先日、久々友人と行った練習で強めの遠投やキャッチボールを行い、翌日肩に珍しく軽度の炎症が出ました。

翌日も投球の日でしたが、本当に軽度なものだったので問題なく練習を開始しました。

40球中30球を迎えたころで、なんだかその違和感が強くなってきました。

手術を経て、肩の構造や内部の状態は、手術ビデオを繰り返し見たことで大体把握しており、違和感の際にはどこにどのくらいというのが感覚的に感じられるようになっていました。

以前のぼくだったら、「あと10球だから投げ切ってしまおう」と考えたでしょう。

10球を残す罪悪感が、無理して投げる10球を勝っていたからです。

そのせいで、疲労を蓄積し、フォームを崩し、翌日の練習に大きな影響を与えていたのだと今になって気づきます。

しかし、その日は違いました。

投球に熱中していた心や体がピタッと止まり、「今日はこれでやめておこう」と思えたんです。

この投げ残した10球の悔しさをバネにして明後日の投球にぶつければ、この10球は無駄にはならないと直感しました。

先日、ぼくのトレーナーである三沢さんから久々の連絡を受け、このリハビリの順調さにお墨付きをもらいました。

もとには戻らないと言われ続けてきたこの肩が、今はもとに戻ったと胸をはって言えます。

ここに来て、これだけ投げて、痛みや稼動域に何の問題も出ないのは奇跡に近いようです。

こればっかりは、「お陰さまです」としか言いようがありません。

ぼく一人の力では何もできませんでした。

それでも、自分の中ではまだまだもっと良くなるという確固たる自信があります。

手術前に投げてきた状態が今なら、リハビリはまだまだ完結ではなく進行中です。

これから身に着くすべての力は、すなわち進化の証明となります。

今週から念願のサイドスローに切り替え、さらなる進化に向けて我が道を行きます。

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2011年2月16日 (水)

The Somethin' Special

Img_0006_400 絶対に交わることのない二つの道が重なる瞬間を奇跡だと思った。

あきらめる事をしなければ、自らの可能性を信じ続けてさえいれば、いつかわが道の果てに思わぬ道が重なることがあるんだろうと思った。

この出会いを無駄にすることなく、その道が重なったことの意味を深く胸に刻めば、いつかまたその道が重なる瞬間がくる。

次は“夢”の舞台で、再びその道が重なるよう願って、世界のICHIROさんとの出会いに別れを告げた。

それから3週間が経ち、再びその特別な空間に立ち会うことができた。

同じ空気を吸うと、特別なエネルギーが体内に入って行く気がする。

何ごとにも挑戦できる勇気が、体中から溢れ出て行く気もする。

ぼくにとって、非常に特別で有意義な時間。

会えればいい、見れればいいというのとでは訳が違う。

ぼくにはまったく物足りない。

今できる、そこでできる最高のパフォーマンスを体中から放つ。

「魂」であり、「存在感」こそ、ぼくが見せられる最高のパフォーマンス。

それが、己の道。

ぼくが歩む“三流道”だ。

才能や技術、恵まれた体格をボールに乗せることはできなくとも、強く大きな“ハート”を込めることはぼくにだってできる。

今日、ICHIROさんが返してくれた最高の笑顔が恐怖心で消えるまで、ぼくにはやるべきことがある。

投げるべき球がある。

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2011年2月 6日 (日)

1 Year, 11 Month, 4 Days Later

201101221532181_400 このところ、リハビリの経過をご報告するのがおろそかになってしまい申し訳ありません。

経過は、とても良好です!

最近では、週に2~3回ブルペンに入ることもあり、40球を2連投して中1日のローテーションをしっかりと守ることができています。

リハビリを開始して1年11ヵ月、要約「これなら試合で投げれるんじゃないか?」と思えるようになりました。

実際には、細かな修正点ややるべきことが山ほどあるのですが、復帰へのイメージが具体的に描けるようになってきたことは大きな進歩だと感じています。

そして、なにより、痛みがまったくないということが最高の喜びです。

投げていて気持ちがいい、楽しいという感覚をどれほど長く忘れていたことでしょう。

ぼくの目指す究極の目標である「進化の手術」は、実現できると信じ続けています。

「この選択は間違っていなかった」、そう言えるまであと一歩のところまで来ている気がします。

この調子におごることなく、明日もゆっくり丁寧にリハビリを続けて行きます。

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