Y's Academy × MJ Athlete Baseball School
先生からも特別に許可が下りた清掃中の教室で、あの世紀の一戦を目撃することになった。
我らが神奈川代表横浜高校vs大阪代表PL学園。
あの延長17回の死闘に、高校へ入学したばかりのぼくは度肝を抜かれた。
記憶に新しい早稲田実業vs駒大苫小牧の試合より、鮮烈な記憶として未だに蘇る。
その試合で、あの松坂投手から4安打した小さな2年生がPL学園にいた。
「たったひとつ上の先輩が、あの場所で闘っている」、そんな気持ちで見ていた。
後に、横浜ベイスターズにドラフト1位で入団する田中一徳選手である。
NPBを離れたあとアメリカ独立リーグに渡り、現在は現役を引退し横浜や川崎などでバッティングスクールを開いている。
先日、その「MJアスリート・ベースボールスクール」に、田中さんの臨時アシスタントとして参加させてもらった。
郊外のバッティングセンターで子どもが夢中になって球を打つ、そんな見慣れた光景の傍らに田中さんの姿がある。
その横で、日頃の指導をしっかりと実践しながら次の子がティーを打ち、その横のテニスコートで次の次の子が素振りをする。
すばらしい環境の中で才能ある子どもたちが一生懸命練習をしている姿に、田中選手のような一流のリードオフマンが誕生する日も近いのではないかと思わざるをえなかった。
ぼくにとっても、質問をし、話を聞き、指導を盗み見る良い勉強の場となった。
最近は、施設やグラウンドを持たず、バッティングセンターをそのまま間借りして運営される野球スクールが増えている。
Y'sアカデミーにも、現在第4週目をバッティングセンターの日と定め、一緒に電車に乗って通っている生徒がいる。
やっぱり、子どもたちの楽しそうな笑顔を見ていると、バッティングセンターが嫌いな子どもなんていないなとつくづく思う。
大型のアミューズメント施設に押され下火になった郊外のバッティングセンターをそのままスクールに変える、とても良いアイディアですね。
Y'sアカデミーも将来はバッティングセンターを買います。
そのために、今は絶えず修行の日々です!
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