He took up
最近、海外の野球に挑戦する若者をコーディネートする企業や団体、個人が非常に多くなりました。
ぼくが初めてひとりで海を渡ったときはそのような概念すらなく、何の疑いもなく自ら航空券の手配やトライアウトの参加登録をしましたから、それにくらべ今の状況は非常に恵まれています。
手軽に、お金さえあれば海外の野球に挑戦できるようになり、多くのチャンスが与えられているという意味ではとても喜ばしいことだと思います。
ぼく自身は、非常に不器用な人間で、ふたつのことを同時にするのがとても苦手なので、現役選手でありながら他人のコーディネートをすることには慎重な考えを持っています。
一方のことに集中すると一方のことがおろそかになる。
たとえば、音楽を聞きながら本を読む。たとえば、テレビを見ながらメールを打つ。みなさんはこんなことが上手にできますか?
両方にそこそこにということができず、どちらかを捨ててでもどちらかに全力を注ぎたいという気持ちになってしまいます。
両方に全力でということができれば、我が“三流道”はとっくに一流道に変わっているはずです。
そんな中で、先日Y'sアカデミーにリーグ公認コーディネーターから連絡があり、来年フロリダに新しくできるウィンター・リーグにY's-Kidsを優先的に紹介してもらう契約を交わしました。
ウィンター・リーグとは、一年中温暖な気候の土地を利用して、春と夏に行われるレギュラーシーズンに向けた練習場所やトライアウト会場として利用される短期間のリーグのことです。
プロ契約を目指す現役選手にとっては非常に有意義な場所で、最近では海外でプロを目指す日本人の登竜門的なイベントにもなっています。
ぼく自身の力の及ばぬところは素直にお任せし、業務委託というかたちでY's-Kidsたちのチャンスが広がれば、ぼく自身としても喜ばしいことだと考えています。
これからもさらなるサービスの拡大に努め、Y'sアカデミーから新たなチャンスを掴む選手が出ることを心から祈っています。
ただ、その前に、はやく自分の肩を治せという声がどこからともなく聞こえてくるような気もします。
【フロリダ・ウィンターリーグ公式ウェブサイト】URL:http://fwleague.jimdo.com/
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