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2012年3月 7日 (水)

My HERO

Img_0135__400 男なら、誰しも一度は心に描いた自分だけの“ヒーロー”がいる。

ウルトラマンだったり、仮面ライダーだったり、どんな相手にでも決して恐れず勇敢に立ち向かってゆく無敵のヒーロー。

ぼくもそのヒーローを称える曲をかけ、何度も何度も聞きながら繰り返しその名前を呼んだ。

弱い人間にほどその存在は大きく、ぼくにはそれが未だに大きく大きく心の中にあり続けている。

ヒーローはいつまでも心の中にいる。そう思っていたから、目の前に現れたヒーローの記憶が数日経った今もあまり残っていない。

例えば憧れの存在に会ったとき、ぼくはその一挙手一投足を追ってしっかりとその言動を心に刻む。

それが将来、きっと何かの役に立つ、自分をもっともっと成長させてくれると信じているから。

しかし、今回は違う。子どもの頃からずっと心に描いてきたヒーローがまさにぼくの目の前にいる。

そのことがあまりにも信じられなくて、なぜだかその日一日なにかを見たり聞いたり、その場に居合わせた記憶があまりない。

当時ぼくは中学1年。泥だらけになって必死に最強チームの猛練習に食らいつき、終電近くの電車でスパイクを磨く日々を繰り返していた。

その頃ぼくのヒーローは、だれもが目指す“夢”の舞台で旋風を巻き起こし、世界一のマウンドに君臨する最強の投手だった。

ぼくが初めて“夢”の存在を口にしたのは、小学6年の文集だった。今でもはっきりと心に残る『大リーガー』の文字。ぼくはあのとき、ヒーローと同じ舞台を選んだ。

そんなヒーローと“三流道”が交わる奇跡。ずっと野球をやってきてよかった、あきらめずに挑戦し続けてきてよかったとか言う前に、もうこればっかりは奇跡としか言いようがない。

“HERO”を日本語に訳すと『英雄』。英雄の名がもっとも相応しいのは、『野茂英雄』しかいない。

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