Never Twice without Three Times
ぼくが絶好調のときに出会い、今に至るどん底人生に転落したときも、ずっと無償でぼくが崖を這い上がるのを見守り続けてくれている唯一のひとだ。
最近では、手ごたえのあったリハビリに失敗し思うような成果をあげることができず、それどころか痛みが増すような状況にまで肩は悪化していました。
日に日に勇気を失うなかで、この挑戦は失敗であったと自分に言い聞かせられる理由をふと考える日々が多くなっていました。
これまでも、たくさんのドクターやトレーナーに「この肩は治るのか?ゴールに手が届くのか?」という究極の質問でご迷惑をお掛けしてきました。
願い事には、願っていいことといけないことがあるらしい。
これが願ってはいけないこととわかっているから、もっとも納得のいくひとにこの願いを伝えたかったのかもしれないと今となっては思う。
『この肩をもとに戻してほしい』
三沢さんとは、これまで2度にわたって奇跡の治療を目の当たりにしてきたわけだが、今回も例外なく痛みはすぐに消え去りました。
数ヶ月悩み続けてきた顔を大きく歪める程の痛みを、ものの数分で、たった指一本で、一瞬にして消し去ってしまいました。
これまで、断裂縫合した部分が未だ充分に機能せず、しなやかな投球の妨げとなって術後一度もその感覚を味わうことはありませんでした。
しかし、あの懐かしい感覚が今はあります。指に触れた部分は今回も真っ赤に腫れ上がっていましたが、同時にゆっくり大きく肩の調子を確かめながら投げることができるようになりました。
長い長いリハビリ生活というのは、良くなっては落ち良くなっては落ちの連続で誰もが辛い日々だったと振り返ります。
同時に、希望が生まれ、また勇気を失い、進むべき方向を見失わないことだけが頂にたどり着く最後の手段ともなります。
もう何度歩んだこの道かはわかりませんが、新たな希望が生まれる限り、次こそはもう絶対に落ちることがないよう今日からまた登り始めて行きます!
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