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2012年10月26日 (金)

Custom-Made

Dsc00351_800 前回三沢さんの治療を受けてから、わずか2週間という短期間で4度目の治療を受けました。

これまでは、ひとつひとつの治療の間は少なくとも1年から半年程度の経過観察をしていましたが、今回は「もとに戻したい」というぼくの願いに応えていただくかたちで実現しました。

前回の治療で嫌な痛みはなくなりました。どうしてもぎこちなかった投球フォームも改善しました。しかし、どうしても腕が後ろに倒れません。

『しなり』と表現するこの状態が改善しなければ、どうがんばっても納得のいく球は投げられず、それどころか体の至る部分に痛みを誘発します。

今回のカウンセリングでわかったことは、肩甲骨といわれる肩の後ろの部分が充分に機能せず、肩を回すとゴリゴリと激しく音を立てることが何らかの原因ではないかということでした。

「二つと同じ治療はない」と言い切る完全オーダーメイドの施術の中で、今回は万歳の姿勢に似た外旋90°のままうつ伏せになり、恐らく筋繊維の数本であろうというレベルでマッサージを受けました。

この部分、この痛みは術前から漠然とあったもので、この部分を触られるのが嫌で整骨院に行きたくないというぐらい自分の中では嫌な場所、嫌な痛みでした。

今回も例外なく、これまでに最高の痛みでベッドから何度も転落寸前になりましたが、終わってみれば音も立たず、グルグルと肩甲骨が動く懐かしい感覚を手に入れました。

手に入れたと言うよりは、このすべての環境を与えてくれる三沢さんのおかげだと表現しなければいけません。

また少し改善しましたので、通常の順序では次に転落が待っておりますが、また這い上がればいい精神で飛び込んで行きたいと思います。

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2012年10月16日 (火)

Sports Sitter in Canmore

Dsc00939_800 6年ぶり2度目のカルガリーを経由し、カナディアンロッキーの玄関口キャンモアにやって参りました。

6年前のカルガリーと言えば、なんの約束もなく球団を訪れ、強行突破でトライアウトを受けた思い出の場所です。

あのときは1週間後に球団社長から追い出されキッチナーという町に漂着しましたが、今回はそこから西に120kmの距離にあるキャンモアという町に降り立ちました。

“スポーツシッター”の理念である『必要とされればどこへでも行く』をモットーに、今回はじめて海を渡りました。

すでに雪が積もるこちらの気候では少し肌寒さを感じますが、カナディアンロッキーを背に泳ぐプールはルールに縛られた日本とは違い開放的な雰囲気が漂っています。

今後は、ベビーシッター先進国であるこちらのシステムを学び、進出の機会を虎視眈々と伺いながら、運動会シーズンにも関わらずこの間振替対応をしてくれたキッズ、残念ながらレッスンをお断りしなければならなかったキッズたちのもとへすぐに戻りたいと思います。

今回手術を経験してから実に3年ぶりの渡航となりましたが、やはり選手として野球が目的でない渡航には寂しさを感じます。

通常、マイナーレベルでは春から夏までが野球シーズンですので、連日放送されるMLBのポストシーズンがこの時期にこんなに盛り上がっているとは知りませんでした。

しかし、どんな目的であろうと、今後とも『必要とされればどこへでも行く』精神は貫いて行きます!

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2012年10月 8日 (月)

Knowledge Helps You

Dsc09799_800 ぼくの持論では、野球界に「ライセンス制度」を導入するべきだと思います。

現時点でも、日本の“野球”は間違いなく世界に誇れる財産ですから、大きな進歩を直接的に生み出すものではないと思います。

また、先輩方の培ってきた歴史は計り知れず、その歴史を歩んだ経験をもとに独自の理論を展開するのは当然だとも思います。

しかし、その犠牲となって、多くの子どもたちが野球を誤解したり、誤った知識や技術を植え付けられたり、または相性が合わずに野球をやめてしまう子もたくさんいます。

野球界においては、学歴とか知識とかいうものをバカにする人もいるけど、それすら知らずに独自の理論を振りかざし、気づいたときにはグラウンドにひとりも子どもがいなかったなんていう指導者もたくさんいます。

ぼくの考えでは、大きく何かのレベルが進歩するというよりは、そういった犠牲者を少なくすることができるのがライセンス制度だと思います。

ひいては、それが競技人口や競争の拡大を生み、それが野球界の底上げにつながるのではないかと考えるからです。

そんな答えを出せる日が来ればと、この連休を利用して日本体育協会が主催する『ジュニアスポーツ指導員』の講習会を受講してきました。

子どもの成長や抱える問題、またはコミュニケーションの取り方など、わかっていそうでわからない、「おれは子どもを○人育てたから大丈夫!」なんていう言葉が聞こえてきそうです。

また、現代の科学技術によって解明された理論や開発されたさまざまなトレーニングが紹介され、昔は血を流して習得した技術も、今はこの時代に即した手法で効率よく身につけることができます。

ライセンス制度を重視する『スポーツシッター』において、無資格の代表という汚名を返上すべく、12月の試験に向けさらなる知識の習得に挑みます!

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2012年10月 1日 (月)

Check This Out - Roots Aroma Impact -

Dsc09442_800 さかのぼること4年前、ぼくには野球のすべてを教えてくれるコーチと体のすべてをケアしてくれるトレーナーがいました。

「世界に誇れる“Team YOH”さえあれば、アメリカなんて怖くない」、そう思って一生懸命努力を重ね、数年後のビジョンを明確に描けるほど充実した日々を過ごしていました。

しかし、ある日突然双方から立て続けに連絡が入り、『修復不可能なトラブルによってチームを解散する。お前はどっちにつくんだ?』と言われました。

まるで両親の離婚を思わせるような重大な事態にぼくはどちらも選べず、たったひとりで手術を受け、ひとり孤独な挑戦をはじめました。

しかし、術後あまりの迷走を見かねた三沢さんから連絡をもらい、それからは二人三脚で“進化の手術”証明のため今現在にいたっています。

野球人の目を失ってから、主観的な立場でピッチングフォームや経験則を解説してもらう機会は極端に減っていました。

しかし、今年の春、西武ドームにて練習をさせてもらい、久しぶりに野球人からリリースポイントにおけるわずかな狂いを指摘してもらい、それが自分の中では大きな手応えを生みました。

まだ、その成果が出ていないので、胸をはってご報告と感謝の気持ちをお伝えするまでにはいったっておりませんが、助言をいただける幸せ者である限り一刻もはやく良い報告ができるようがんばっています。

あわせて、この度その西武ドームでお手伝いさせていただいた「Rootsアロマインパクト」スペシャルな男篇がオンエアされましたので、肉眼でとらえるのは困難ですがぜひご覧ください!

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