Check This Out - MOBCAST -
2005年の春、ぼくは初めて海を渡り、「Japan Samurai Bears」というチームと契約をしました。
高校を卒業してからの4年間、ぼくは大学受験やアルバイトに明け暮れ、一度もマウンドに上がることなくアメリカ野球の世界に飛び込みました。
独立リーグといえどもプロ野球選手であることに変わりはなく、ぼくはアリゾナでの春季キャンプを終え、即刻解雇されました。
当時のチームは、米プロ野球史上初めて日本人のみで構成されたプロ野球チームということで注目をあび、日本でもおなじみの“ウォーレン・クロマティ”が監督を務めました。
しかし、成績は振るわず、チームの状況や監督の言動についてドキュメンタリー映画が作成されるほど多くのバッシングを受けたと後に伝え聞きました。
それから8年、クロマティの第一声は『GOMENNE‥』でした。
アメリカ人が、あの誇り高きクロマティが、はにかむように謝罪する姿に驚きを隠せませんでした。
彼も今年で60歳を迎え、当時の印象からはずいぶんと丸くなった優しい表情で終始ぼくに話しかけてくれました。
アリゾナでは早々に首を切られたせいか、「ロサンゼルスで話したのをよく覚えているよ」と、顔の識別すらできないであろうアジア人のぼくにも気をきかせてくれました。
あれからあっという間の8年が経ち、アメリカ野球に挑戦した原点ともいえる人と再会し、ユニフォームを着続けることの奇跡をますます実感する年齢となりました。
これまでにたくさんの人と出会い、たくさんの人と別れ、そのときそのときで結ばれる人には特別な縁があり、また再会する人には必然の理由があります。
その理由とは?
またまた、ぼくもおまけで出させてもらったモバイルオンラインプロ野球ゲーム『モバプロ』の新CM~全員クロマティ篇~をぜひご覧ください!
【提供番組】「Get Sports」
(毎週日曜0時45分~)テレビ朝日(関東地区のみ)
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント