2013年4月29日 (月)

@Curvy Ground

Cimg7939_800 先日、カーヴィーダンス考案者の樫木裕実さんがプロデュースするスタジオ『カーヴィーグランド』で、約4年振りに樗木さんのトレーニングを受けてきました。

樗木さんと言えば、ドSトレーナーの兼子ただしさんやカーヴィーダンスの樫木裕実さんなど、勤め先のオーナーが後に大ブレイクするという伝説を持つトレーナー界の異端児です。

ぼくも不定期ながら、2007年よりストレッチやボディーメイキングによって体を劇的に変化させてもらったひとりでもあります。

今回の目的は、少しでもこの肩の動きを改善させ、術前当時の滑らかな動きを取り戻すということにありました。

「進化の手術」として掲げ続ける最大のテーマは、手術をしたからマイナスになるのではなく、痛みを取り除く±0から、困難を乗り越えたプラスを身につけ、以前よりもさらにパワーアップした投球を実現するというものです。

初めてトレーニングを受けた6年前は、ぎこちない体に鞭打って、動きの指示に従うのが精いっぱいという状態でしたが、今回は、様々な指示に体が自然と反応し、未熟ながらもこれまでのトレーニングの成果を感じることができました。

これまでの4年間、自分自身は、マウンドに戻れない以上何一つこれまでの努力は実を結んでいないと思い続けてきました。

超一流選手のように、豪華な施設で専属のトレーナーに見てもらったわけではありませんが、毎日地道なトレーニングと試行錯誤のリハビリメニュー、そして痛みを取り除き定期的にマッサージを繰り返してくれた三沢さんとのこれまでの歩みが、確実に実を結んでいると初めて実感することができたように思います。

また、たった60分のトレーニングとはいえ、今回も劇的に体の変化を感じたのは言うまでもありません。

今回指摘していただいた悪い動きも、確かに投球動作の中で現れているのを自分自身でも感じており、投球動作を見られずして、今回指摘されてしまいました。

最近は、復帰へのモチベーションが揺らぐ日々に、「できる」と「できない」を投げかけるふたりの自分自身との闘いの日々でもありました。

今回の経験を明日からのトレーニングへの課題と楽しみとして、またチャレンジしていきます!

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2013年4月 1日 (月)

Check This Out - MOBCAST -

Dsc01867_400 2005年の春、ぼくは初めて海を渡り、「Japan Samurai Bears」というチームと契約をしました。

高校を卒業してからの4年間、ぼくは大学受験やアルバイトに明け暮れ、一度もマウンドに上がることなくアメリカ野球の世界に飛び込みました。

独立リーグといえどもプロ野球選手であることに変わりはなく、ぼくはアリゾナでの春季キャンプを終え、即刻解雇されました。

当時のチームは、米プロ野球史上初めて日本人のみで構成されたプロ野球チームということで注目をあび、日本でもおなじみの“ウォーレン・クロマティ”が監督を務めました。

しかし、成績は振るわず、チームの状況や監督の言動についてドキュメンタリー映画が作成されるほど多くのバッシングを受けたと後に伝え聞きました。

それから8年、クロマティの第一声は『GOMENNE‥』でした。

アメリカ人が、あの誇り高きクロマティが、はにかむように謝罪する姿に驚きを隠せませんでした。

彼も今年で60歳を迎え、当時の印象からはずいぶんと丸くなった優しい表情で終始ぼくに話しかけてくれました。

アリゾナでは早々に首を切られたせいか、「ロサンゼルスで話したのをよく覚えているよ」と、顔の識別すらできないであろうアジア人のぼくにも気をきかせてくれました。

あれからあっという間の8年が経ち、アメリカ野球に挑戦した原点ともいえる人と再会し、ユニフォームを着続けることの奇跡をますます実感する年齢となりました。

これまでにたくさんの人と出会い、たくさんの人と別れ、そのときそのときで結ばれる人には特別な縁があり、また再会する人には必然の理由があります。

その理由とは?

またまた、ぼくもおまけで出させてもらったモバイルオンラインプロ野球ゲーム『モバプロ』の新CM~全員クロマティ篇~をぜひご覧ください!

【提供番組】「Get Sports」
(毎週日曜0時45分~)テレビ朝日(関東地区のみ)

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2013年3月20日 (水)

vs Vapor

Image51_130323 去年の秋、テレビ番組からある依頼を受けました。

『10m先から飛んでくる150kmの球を捕ってほしい』

「そんなバカな」と思いました。でも、科学の世界では、どうやらそうなるらしい。

『やってみなくちゃわからない』をテーマに、自然や科学の法則を実験によって検証していく、世界中で放送されるNHK教育テレビの番組です。

『やってみなくちゃわからない』、これはぼくの人生でももっとも大切なテーマのひとつです。

世界の子どもたちがその答えを望むなら一肌脱ごうじゃないかと、投手一筋のキャリアをなげうって“ピンクレンジャー”のジャケットに袖を通しました。

ピンクの実験レンジャーとは、困難な大科学実験に果敢に挑むチャレンジャーを意味します。

これまでも、メディアの世界で、数々の無理難題を要求されケガを負ってきました。

そして、その都度、これは俺にしかできない、失うものがなにひとつないからスーパースターの盾になろう、そう自分を奮い立たせてきました。

はたして、ぼくはその豪速球をキャッチすることができたのか?ピンクレンジャーとして、この大科学実験を成功に導くことができたのか?

世界中の子どもたちが待つその答えは、今週の土曜日に明らかになります!

【放送予定】2013年3月23日(土)19:45~19:55 「剛腕の水蒸気」NHK Eテレ

公式ウェブサイト http://www.daikagaku.jp/ 

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2013年3月11日 (月)

Friday Night Talk Show

Dsc01878_800 先日、新宿のゲームカフェ&バー「Ninety.」さんにご招待いただき、自身3度目となるトークライブを開催してきました。

こちらの会場は、去年、自身初のトークライブを開催させていただいた思い出の場所で、今回は続編というかたちでアメリカ野球に挑戦した経緯やそこでの経験をお話しさせていただきました。

前回は、4時間という貴重なお時間をいただきながら、幼少期から成人までの奮闘記に脱線を重ね、渡米後の挑戦記をお話しすることがほとんどできませんでした。

海外の野球に興味をお持ちのお客様ばかりでしたので、そのことが非常に心残りとなり、今回こそはと店長よりお誘いをいただき再度実現した経緯があります。

実際の内容はというと、結局のところ脱線につぐ脱線を重ね、あらぬ方向へと話しは進んでいきましたが、ぼくよりも断然詳しい野球ファンの方々からたくさんの情報や知識をいただき、野球トークというかたちで無事幕を閉じました。

このような機会を提供していただけることに感謝し、ひとりでも耳を傾けてくれる方がいる限りこれからも積極的にこのようなイベントに足を運んで、ひとりでも多くの方にこの挑戦を知っていただけたら幸いです。

 

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2013年2月22日 (金)

Tokyo Marathon 2013

Cimg2465_800 今週の日曜日、東京マラソン2013が開催されます。

健康ブームの流れもあり、最近はいたるところでジョギングをする光景が見受けられますが、走り方や呼吸法、服装から心構えまで、あらゆる準備をしなければ完走することができない過酷な競技であることを、今回身をもって実感しました。

“スポーツシッター”の生徒の中にも、今年の東京マラソンにチャレンジする選手がいます。きのうは、本番4日前ということで、代々木公園の周回コースを利用して16kmの調整を行いました。

日本一過酷なトライアスロンを何度も完走する頼もしい選手のアドバイスを借り、1km8分のペースでゴールを目指す方向で手ごたえを感じました。

スタートするのに時間がかかり、後半足が動かなくなることも想定して、やはりこのタイムがゴールへのカギになるだろうと決断しました。

最近、積極的に長距離を走り、肩の状態も上向きつつあるぼくでさえ苦しく感じる坂道も、本人は力強く駆け上がりました。

ぜひとも、スポーツシッター初のフルマラソン完走者として、また応援してくださるみなさんの“夢”をのせて、一生懸命走り切ってもらいたいと思います。

このブログをご覧のみなさんも、ぜひ力強い声援をお願いいたします。

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2013年2月 8日 (金)

Teachers Only

Sportssitter_2 最近、保育士さんのお話しを伺うなかで、洋服についての話題が上がりました。

子どもと接していると、とにかく洋服がよく汚れます。

見える範囲ならまだしも、だっこして触られたり、ぶら下がってつかまれたり、いたるところに思いがけない汚れがたくさんつきます。

ある先生なんかは、学生時代のジャージを引っぱり出して、機動性重視で日々お仕事がんばっているそうです。

そこで、“スポーツシッター”としてなにか協力できないかと思い、この度、制服のない先生限定ではありますが、ウェアプレゼントキャンペーンを開始いたしました。

袖口の大きさだったり、裾の長さだったり、あらゆる事故防止と身だしなみの対策を取られているかと思いますが、まずは第1弾として、ごくごく一般的なポロシャツをご用意いたしました。

デザインには、スポーツシッターのオフィシャルロゴを使用しておりますが、その他の営利目的な表記はございませんし、もちろん営業活動等していただく必要は一切ございません。

カラーは、汚れに強く、子どもの目にもやさしいネイビーを選びました。日々の仕事着として、ご活用いただけたら幸いです。

現場でのルールに問題がないようでしたら、「落合」宛にご連絡ください。お待ちしております!

 

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2013年2月 1日 (金)

The Wizard ⅴ

Img_0708_800 今年も、イチロー選手と再会することができました。

現役を続け、日々トレーニングを積み重ねているからこそ選ばれる脇役に、挑戦し続ける勇気を与えられます。

今年は、ニューヨーク・ヤンキースのイチローという圧倒的な存在感もあり、いつになく張りつめた緊張感を味わいました。

年とともに存在感を増すのが超一流であれば、年とともに人知れず消えていくのが三流なんだと、超“イチ”流を目の前にしてそう感じざるを得ませんでした。

ぼくのリハビリは、今年で5年目に入り、先日抱えていた痛みが要約消えつつあるという段階を行ったり来たりの状態です。

これまでは、柔軟性重視の観点から上半身は触れずというのが治療方針でしたが、最近はその基本方針に大きめの負荷をかけるかたちで新たなアプローチを試みています。

これまでに、軽い負荷で失敗したこともありましたが、もうここまで来たら理屈や屁理屈は抜きにして、やってみるしかない精神で変化を期待するのみです。

唯一“三流道”が一流に勝てるとすれば、失敗しても失うものがない恐怖心だと確信しました。

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2013年1月21日 (月)

Big Thanks

4co_400 先日、高齢者のための運動指導講習会にいってきました。

「これまで培ってきた海外での経験を、次の世代の子どもたちに受け継ぐ」、このすばらしい教訓を実行するスポーツ選手は山ほどいます。

しかし、『あなた方のお陰で、私たちはいとも簡単に海を渡り、深刻な差別や非難を浴びることもなく、すばらしい経験をさせていただきました』と恩返しするスポーツ選手はほとんどいません。

講習会に参加しても、参加者の7割近くが女性で、しかも大半が介護施設関係者の方々という顔ぶれでした。

ジュニアの講習会では、日本を代表する元アスリートから、そういった世界でしのぎを削ってきた方ばかりといってもいいほどでしたから、差は歴然です。

誰もができるわけではない特別な経験をおごるのではなく、誇りと感謝に変えて、これからはその道筋を切り拓いてくれた人生の先輩方のために恩返ししていく決意をかためました。

高齢者の方々も、バトンを渡した次の世代の若者がどんな経験をしているのか、“三流道”の数々の失敗談と言えども、きっと興味をもって聞いてくれるでしょう。

そんな方々の手をとり足をとり、いっしょに散歩やジョギングができる社会を、これからはぼく自身が先頭にたって創造していきたいと思います。

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2013年1月 2日 (水)

Check This Out - SAPPORO BEAR -

Cimg2449_800明けましておめでとうございます!今年も一年がスタートいたしました。

アメリカ野球に挑戦してから、今年で8年目のシーズンを迎えますが、3ヶ月で復帰できると言われたリハビリは、とうとう5年目を迎えてしまいます。

依然痛みは取れず、腕も充分に動かない状態で、今年も苦しい一年が予想されますが、めげずにがんばっていこうと心に決めました。

富山での練習納めが大雪に見舞われ、毎年続けてきた江の島での練習始めが強風により中止となり、さっそく自分らしさ全開の2013年となりましたが、今年もなにがあっても前進あるのみです。

そんな中で、先日富士山の麓で間寛平さんと走り込んだ映像が、現在開催されている箱根駅伝のCMでオンエアされました。

わずか1秒の間に、さまざまな国籍のランナーが草原を駆け上がるシーンで、ぼくたちはその1秒のために何度も坂を駆け上がり汗を流しました。

周りのみんなはすごく辛そうな表情をしていましたが、ぼくにとっては、日々孤独な挑戦の中で仲間たちと体を動かせるとても幸せな時間でした。

いつか、寛平さんのように世界を駆けめぐるランナーになりたい。ぼくにとっては、世界をまたにかける野球選手であり、それに相応しい人間になりたい。

そう心に誓って、2013年もいざ、ゴールに向かってひた走ります!

サッポロビール株式会社CMギャラリー

http://www.sapporobeer.jp/cm/

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2012年12月27日 (木)

To Continue Growing

Dsc01246_800 2012年の最後は、富山県での“メディアスポーツシッター”で無事幕を閉じました。

『自分で自分のスポンサーになるプロジェクト』を立ち上げて以来、絶対将来の役に立つと思い、メディアの仕事に力を入れてきました。

アメリカ野球に挑戦した当初は、数々のドキュメンタリー番組に取材の手紙やメールを送りましたが、ことごとく却下されて力の無さを痛感しました。

どうしたらテレビに出れるのか?

そんな中でいただいた裏方の仕事に、これまでの経験を活かせる道を発見しました。

都内に事務所を構えていると、テレビで取り上げられた飲食店が翌日長蛇の列になっている光景をしばしば見かけます。

そして、数ヶ月が経ち、客の心をつかんだ店はリピーターで行列をつくり、メディアの力に翻弄された話題性だけの店は、また以前の姿に戻ります。

私たち“スポーツシッター”の世界においても、あるべき姿はそれだと思います。

1年目に1本しかなかったメディアスポーツシッターも、2012年度は17本の作品をお手伝いさせていただき、着実に成長しています。

あとは、このプロジェクトの頂点に立つ、そもそもスポンサードされる自分自身の復活が待たれるばかりですが、またしても肩の痛みに阻まれ投球困難な状態が続いています。

来年も続くであろうこの果てしないリハビリ生活に、どこまで堪えられるかは自分次第であると、新幹線の待ち時間を利用してひとっ走り鞭をいれてきました。

来年もがんばりますので、本年同様よろしくお願いいたします!

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